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10年前、チェルシーをプレミアリーグ優勝に導いた2人のキャプテンを思い出してみよう...

 

スティーブ・クラーク

“スティーブは自信に満ち溢れ、安定感がある。そしてボールを自由自在に操ることができる。彼は自分のことを信じているし、ピッチの上で誰よりも戦う” グレン・ホドル - 1994年9月

 

4シーズン前までモウリーニョの元でアシスタントコーチとして働いていたスティーブ・クラークは、クラブ史上最も頼もしいディフェンダーのひとりだった。

 

1987年にスコットランドのセント・ミレンから移籍してきた彼は、1998年に引退するまでブルーズに在籍。青いユニフォームを着て400試合以上に出場した。

 

クラークは主に右サイドバックを務めていたが、キャリア終盤には鋭い読みをかわれて3バックの中央で起用された。

 

献身的な守備でチームメイトから信頼が厚かった彼は正式なキャプテンではなかったものの、チーム状況によって時折キャプテンマークを託されることがあった。

1988年5月5日にハイフィールド・ロードで行われた一戦で、クラークは初めてキャプテンマークを巻いてピッチに姿を現した。

 

当時のチームキャプテンだったジョー・マクラフリンが出場停止処分中だったことを受け、クラークにアームバンドが託されたのだ。試合は3-3のドローに終わったが、その後の3試合もキャプテンとしてチームを牽引した。

 

1990年のフルメンバーズカップ準決勝でキャプテンを任された際は、チームを見事に統率してイプスウィッチを撃破。

 

その後、国内外で徐々にその存在感を大きくしていったチェルシーは、1996/97シーズンにFAカップ優勝を成し遂げる。この時のチームの中心にはクラークの姿があった。

 

チームに欠かせない存在となったクラークは、キャリア最後のシーズンとなった1997年12月のサウサンプトン戦でもアームバンドを巻いてプレーした(上写真)。

 

そしてクラークは華々しいかたちでキャリアの終わりを迎える。選手として最後の6試合中4試合でキャプテンとして出場したクラークは、スタンフォードブリッジで行われたリヴァプール戦で豪快なボレーで先制点を叩き込む(写真下)。これで勢いに乗ったチェルシーは4-1で勝利を収めた。

 

彼のラストゲームはストックホルムでのカップウィナーズカップ決勝。これがブルーズとして通算421試合目の出場だった。

引退後、クラークはニューカッスルのアシスタントコーチに就任。ルート・フリットの元で第2の人生をスタートさせた。

 

そして、2004年にモウリーニョの勧めでコーチングスタッフとして再びチェルシーに復帰すると、2005年と2006年のプレミアリーグ制覇に大きく貢献した。

 

現在はレディングの監督としてプレミアリーグで指揮を執っている。

 

アイドゥール・グジョンセン

“チェルシーは家族だ。このクラブに心から感謝している”

 

2004/05シーズンのゴールランク2位に輝いたエイドゥル・グジョンセンは、通算263試合に出場し、78ゴールをマーク。6シーズンに渡ってブルーズの一員としてプレーした。

 

2000年にボルトンからチェルシーに加入。デビューシーズンはスーパーサブとして活躍した。翌シーズンはレギューラーに定着すると、ジミー・フロイド・ハッセルバインクとコンビで得点を量産。2人で52ゴールをマークし、コンビとしてクラブ史上2番目に多いゴール数を残した。

 

その後、調子を落としてレギューラーから遠ざかっていたグジョンセンだが、モウリーニョが監督に就任すると再び輝きを取り戻す。

 

モウリーニョはグジョンセンの優れたテクニックと広い視野に着目。ポジションをストライカーから中盤にコンバートさせた。このポジション変更が功を奏し、再び彼はピッチの上で躍動することに。

 

2004/05シーズンのサウサンプトン戦での一発はその年の最も印象に残るゴールとして話題になった。

グジョンセンはモウリーニョの元でプレーしていた時に、2度キャプテンマークを託された。それは2005年に行われたFAカップのスカンソープ戦とハダースフィールド戦でのことだった。

 

いずれの試合もグジョンセンはキャプテンとして抜群の存在感を発揮して指揮官の期待に応えたえてみせた。

 

3-1で勝利したスカンソープ戦では、開始4分で先制点をマーク(上写真)。また、激しい攻防となったハダースフィールド戦ではチームを鼓舞し続けて2-1で勝利を掴みとった(下写真)。

モウリーニョと共にプレミアリーグ連覇を成し遂げたグジョンセンは2006年にバルセロナに移籍。

 

その数カ月後にスタンフォードブリッジでチェルシー対バルセロナの試合が行われた際は、ブルーズサポーターは旧友の帰還を暖かな拍手で迎え入れた。

 

バルセロナでチャンピオンズリーグ優勝を経験した後、モナコ、ギリシア、ベルギーのクラブでプレー。そして再びプレミアリーグに戻ってきた。36歳の彼はアイスランド代表に選出されており、現在はユーロ2016の出場権をかけて国際舞台で戦っている。

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