延長戦のヒーロー

レスターとのFA杯準々決勝では、小柄なペドロが延長戦に頭でのゴールを決めて勝利に大きく貢献。チェルシーは2大会連続で準決勝進出を決めた。

キングパワー・スタジアムでの一戦は30分間の延長戦に突入すると、途中出場のペドロがネットを揺らした。

 

フランク・シンクレア

1998年リーグ杯決勝、ミドルスブラ戦。この一戦がチェルシーでの最後の試合となったフランク・シンクレアがクラブに大きく貢献した。スコアレスのまま迎えた95分、右サイドからデニス・ワイズがクロスを上げると、これをシンクレアが強烈なヘディングシュートを叩きこむ。先制点を奪ったチェルシーは、その後も追加点を挙げてこの試合を2-0と勝利。同大会2度目の優勝を果たした。チェルシーで218試合に出場したシンクレア。自身のクラブ通算13ゴール目は、タイトルを呼び寄せる貴重なゴールとなった。

ミヒャエル・バラック

足首の負傷により2007年のFA杯決勝戦こそ欠場したバラックだったが、オールドトラフォードで行われたブラックバーン・ローヴァーズとの準決勝では貴重なゴールを決めている。試合は1-1のまま延長戦後半へと突入する。ショーン・ライト=フィリップスがボールを奪取するとサロモン・カルーへとパス。カルーの放ったシュートは相手ディフェンダーにブロックされるも、バラックがこぼれ球にいち早く反応。左足での低い弾道のシュートでネットを揺らし、チェルシーは2-1で勝利を収めた。

 

ディディエ・ドログバ

2005年、リヴァプールとのリーグ杯決勝や2008年のチャンピオンズリー準決勝でも延長戦でゴールを決めているドログバ。今回紹介するのは、改修工事が完了したウェンブリー・スタジアムで行われた2007年リーグ杯決勝、マンチェスター・ユナイテッド戦でのゴールだ。スコアレスのまま迎えた116分、ドログバは相手のペナルティエリア外でジョン・ミケル・オビからパスを受けると、フランク・ランパードとのパス交換からシュート。エドウィン・ファン・デル・サールの壁をついに破り、チームを優勝へ導く決勝点となった。

フランク・ランパード

リヴァプールとの2008年チャンピオンズリーグ準決勝、スタンフォードブリッジでの一戦はドログバが2ゴールを決めるなど、チェルシーが3-2と勝利を収めて決勝進出を決めた。この試合で最も記憶に残る場面は、延長戦でサミ・ヒーピアがバラックを倒し、チェルシーがPKを獲得した後の場面だろう。このPKを蹴るのは、母・パットを亡くしてから初めての試合に臨んだランパード。これをしっかり決めると、得点直後のランパードの目には涙があふれた。

ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ

チェルシーで通算34ゴールを記録したイヴァノヴィッチ。その中には延長戦で決めた貴重な2ゴールが含まれている。1つ目は2012年のナポリ戦。延長戦へともつれ込んだこの一戦は、延長戦前半にドログバのパスを受けたフリーのイヴァノヴィッチがゴール上部に突き刺すシュートを決める。このゴールが決勝点となり、チェルシーはナポリに勝利。勢いに乗ったチェルシーは、その後同大会初制覇を達成した。2つ目はその3年後、リヴァプールとのリーグ杯準決勝。ウィリアンのFKを頭で合わせた見事なゴールを披露。チェルシーはこの大会でも優勝を果たしている。

 

セスク・ファブレガス

キングパワー・スタジアムでのペドロの決勝点は、2016年9月のリーグ杯準々決勝、レスター戦で2ゴールを決めたセスク以来となる延長戦でのゴールだった。2-0と追いかける展開のブルーズだったが、ギャリー・ケイヒルとセサル・アスピリクエタのゴールで同点に追いつく。そして迎えた30分間の延長戦では、セスクが見事な2ゴールを決めた。エデン・アザールのお膳立てからまず1点目を決めると、リスタート直後に相手選手のクリアを拾ったセスクがそのまま2点目をマーク。チェルシーが4-2と逆転勝利を飾った。

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