クラブ声明

サッリが新監督に就任

マウリツィオ・サッリがチェルシーの新監督となる。3年間ナポリを率い成功を納めたセリエAから、スタンフォードブリッジへと乗り込む。

マウリツィオ・サッリがチェルシーの新監督に就任。セリエAのナポリでは、3年間指揮を執っていた。 
 59歳のイタリア人、サッリはナポリ再建に貢献。クラブをチャンピオンズリーグ圏内へ返り咲かせ、攻撃的なフットボールを確立した。  

 その3年間、ナポリは2度の2位フィニッシュを記録。昨シーズンは2位の勝ち点記録を更新している。2017年にはセリエAの年間最優秀監督賞を受賞している。 

 3年契約にサインしたサッリは、次のようにコメント。「チェルシー、そしてプレミアリーグに来られたことを嬉しく思う。キャリアの新たな門出だ」  

 「月曜日にチームへ合流し、オーストラリアへと飛ぶ予定となっている。チームについても徐々に掴めることだろう」  
 「ファンに楽しんでもらえるようなフットボールを目指したい。もちろんタイトルを狙いつつね。このクラブではそれが当然のことだ」  

 またディレクターのマリア・グラノフスカイアは「マウリツィオを心から歓迎するとともに、彼ならではの哲学がチェルシーに注ぎ込まれることを楽しみにしているわ」とコメント。 
 「マウリツィオはナポリで欧州を席巻するフットボールを披露した。あの攻撃的な姿勢と手法を、ぜひこのクラブでも発揮してほしいわね」  

 「セリエA、チャンピオンズリーグでの経験も豊富。プレミアリーグでも必ず結果を残せるはずよ」 

サッリはナポリにて、結果だけでなくそのプレースタイルで名声を手にした。就任後はチームを即座に修正。選手の力を最大限に引き出す戦術と、若手の積極的な起用で結果を残した。

バニョーリの労働者階級出身のサッリは、アマチュア時代を経て銀行に就職。パートタイムでコーチ業を行なっていた。
2000年に6部のACサンソヴィーノ監督に就任した際には、リーグ優勝できなければ監督業引退と宣言、見事に王者へとチームを導いた。

この期間にサッリは’ミステル33’のニックネームの由来となった、33種のセットプレーの練習を編み出している。

その後サッリはイタリア下部リーグを渡り歩き、セリエBのぺスカーラを率いることに。アレッツォでは降格の憂き目にあうも、カップ戦ではACミランを1-0で破る番狂わせも演じている。
2011年、ソレントの監督を率いると、自身のフットボール哲学を確立。エンポリ時代の2013/14シーズンには昇格間際までチームを導くと、その翌年に無事昇格を果たす。

当初は降格候補だったエンポリを、若手中心のメンバーで堅実なチームへと育て上げる。最終的には15位でフィニッシュ、ラツィオやナポリを下すサプライズも起こすと、夏にラファエル・ベニテスを引き継いでナポリの監督に就任した。

サッリはすぐさまチームの立て直しに着手。5位で終えたチームをいきなり2位にまで引き上げ、流れるようなプレースタイルでリーグ戦80ゴールを記録し、注目を集めた。

2016年夏には、最大の武器だったゴンサロ・イグアインがユヴェントスに移籍。しかし代わりにビッグネームを獲得することなく、バランス重視の補強でチームを再建した。

まずはメルテンスをサイドからストライカーへ移動、ハムシクを中盤3枚の左に置いて、個を活かしつつチーム全体の活性化させた。

サッリのもと、選手たちは次々に成長を果たす。中でもジョルジーニョはナポリの主力にまで成長し、いまでは欧州を代表するミッドフィルダーとなっている。またメルテンスとともに攻撃陣を支えたインシーニェ、カジェホンといった面々も同様だ。

昨シーズンは惜しくも2位でフィニッシュ。それでもラツィオには4-1でのダブル達成、ユヴェントスにもアウェイで1-0で勝利する好調ぶりを発揮した。

昨年10月のチャンピオンズリーグではマンチェスター・シティと対戦、ペップ・グアルディオラから自身のキャリアでも’最高のチームかも’との評価を受けた。

サッリのチームの特徴は、深い位置でも変わらない素早いパス回しと、強い前への意識だ。

ブルーズにおいては、歴代6人目のイタリア人監督となるサッリ。これまではジャンルカ・ヴィアッリ、クラウディオ・ラニエリ、カルロ・アンチェロッティ、ロベルト・ディ・マッテオ、アントニオ・コンテがチームを率いていた。

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