ヒストリー

練習施設の15年

ロマン・アブラモヴィッチ氏のオーナー就任15周年を祝し、今回は練習施設の変遷を辿っていこう…

ロマン・アブラモヴィッチ氏がクラブを買収した2003年当時、クラブは世界の強豪入りを果たすためにも、練習施設の改善は急務となっていた。

そして現在、クラブは15年前とは比較にならないほどの環境を手にしている。当時はクラブ保有の練習場すらなかった状況だ

1990年代後半からタイトルはもちろんチャンピオンズリーグ出場権も手にしたチェルシーだったが、手狭で風も吹き荒び、学生スポーツのような施設に、見学者はこれでよく欧州の強豪と試合ができたものだと驚いていた。

しかしアブラモヴィッチ氏のオーナー就任により資金が投入されると、2004年から施設改善の長期計画が進み、ついにコブハムへの移設が叶ったのだった。

いきなり満足なクラブハウスとはならなかったものの、少なくともチェルシーが独自で管理できるピッチが整ったのは大きな転機となった。

さらに何百万ポンドをも費やし拡充を続けると、2007年には選手も引越しをするようになり、その翌年にはアカデミーとコミュニティの建物もオープン。いずれも緑の芝に映えるデザインで、内部にはファーストクラスのジムや医療施設、手術も可能な設備が整った。水治療法も完備、水中のトレッドミルやビデオモニタリング設備は、イギリスでも最初に投入されたものだ。

140エーカーにものぼる土地には、地下発熱を完備したピッチ30面が並ぶ。

アカデミー本部にはU9から育成チームまで含めおよそ150人の選手が寝泊まりし、70名以上のスタッフが働く。もちろん両親のためのスペースも用意されている。

ジムや医療施設、食堂はもちろん、学習施設も充実。自身のパフォーマンスをチェックする教室や、フルタイムの教育を提供するクラスも2つ用意されている。実験室などもある徹底ぶりだ。

さらに外には小型のスタジアムもあり、UEFAユースリーグなどの公式戦を行なっている。

さらにチェルシーウィメンも宿泊施設を持ち、屋内・野外の施設を完備。

コブハムのあらゆる設備は、初期投資あってこそのものである。2014年には主要施設の拡大工事も終わり、ジム、リハビリのスペースが広がっている。TVスタジオまで加わった。

プレミアリーグのスタジアムにも負けないピッチの管理徹底はもちろん、2016年には屋内アリーナも開設。

選手たちは、間違いなくワールドクラスの環境で日々の鍛錬を積んでいることだろう。

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