ディナモ・キエフをスタンフォードブリッジに迎えて戦う1st leg。クラブの専門家のリック・グランヴィル、ポウル・ダットンのラウンド16の展望を見ていこう…
トーキングポイント
チェルシーはヨーロッパリーグ制覇に向け7回以上のアンセムを聞くことを目指す16チームのうちの1チームとなった。
バクーのオリンピックスタジアムで行われる決勝に勝利すれば、チャンピオンズリーグ出場権を得ることができる。チェルシーはプレミアリーグでも復調してきており、ヨーロッパリーグだけがチャンピオンズリーグ出場を目指す大会ではなくなった。
チェルシーは欧州の大会のホームでの戦いで見事な数字を残している。フェアーズカップを含めるとブルーズは118試合をホームで戦い、負けたのは僅かに8試合で82試合で勝利(69.5%)を収めている。
この大会でいうと、ブリッジで戦った12試合のうち10試合で勝利。残り2試合は引き分けと無敗を誇っている。
一方の今夜の相手となるディナモ・キエフはこれまでのヨーロッパリーグのノックアウトステージであまり勝利しておらず、2011年2月のベシクタシュ戦での勝利以降10試合勝利がなかった。
チェルシーはヨーロッパリーグでのホームゲームで過去7試合勝利しており、合計スコアは20-4となっている。
— キースタッツ
ベスト8をかけた戦いは今夜と来週に行われ、準々決勝に進むチームが決まる。
今夜の一戦を戦う前に両チームのこれまでの戦いを振り返ろう。チェルシーはグループLを首位で突破し、ラウンド32でマルメを下した。
一方のディナモ・キエフはアーセナルがラウンド16で戦うレンヌを含むグループでトップ通過。ラウンド32では2つのアウェイゴールを決めてホームでの試合に臨んだ。
ブルーズはヨーロッパリーグでポゼッション(66.7%)、平均シュート数(19.9本)、コーナーキック数(73本)、パスの成功率(90.7%)を記録しており、それぞれトップの数字となっている。
ヨーロッパリーグ得点ランキング
モアネス・ダブール (ザルツブルグ) 7
オリヴィエ・ジルー (チェルシー) 6
ウィサム・ベン・イェデル (セヴィージャ) 6
ルカ・ヨビッチ (フランクフルト) 6
ディナモ・キエフは国内でも有数のクラブで15個のタイトルを獲得しており、ここ最近では2016年に優勝。3回UEFA主催の大会で優勝している。
レジェンドであるワレリー・ロバノフスキーは3度にわたって監督を務め、1975年、1985年と2度カップウィナーズカップの決勝に進出を果たした。
ロバノフスキー率いるディナモ・キエフはチーム一丸となり、攻撃、守備両方で高いレベルを披露。現監督のアリャクサンドル・ハツケヴィッチの下ではディフェンス重視な戦い方を見せるものの、相手DFには積極的にプレスを仕掛けている。パスを素早く回し、クロスを入れながらロングシュートを放ちセットプレイで得点を奪うスタイルを展開している。
今夜起こりうる事…
ブルーズがホームで勝利