ウルヴズ相手に苦しい戦いを強いられるも、エデン・アザールの土壇場の同点弾で勝ち点を手にしている。
ポゼッションで圧倒しながらも崩しきるには至らなかったチェルシー。追加タイムの同点弾でなんとか勝ち点を拾うに終わっている。
トップ4フィニッシュに向けてわずかな前進となった一方で、ウルヴズはわずか1本のシュートで勝ち点を手にした。
ボールキープするジョルジーニョ
木曜日のヨーロッパリーグでは主力を休ませながらプレーできたマウリツィオ・サッリは、セサル・アスピリクエタ、アントニオ・リュディガー、エメルソン、エンゴロ・カンテ、ゴンサロ・イグアイン、アザールといった面々をスタメン起用。前節フルハム戦でスタメンから外れたのはダヴィド・ルイスとマテオ・コヴァチッチのみという布陣に。
パスを送るアザール
最初の枠内シュートは10分、ジョルジーニョ、ペドロ、アザールがコンビネーションを見せる。最後はイグアインがエリア際から狙うも、ディフレクトして外へ外れている。
イグアインのシュートはパトリシオがセーブ
攻め続けながらもなかなか決定機を迎えることないまま、前半はスコアレスで終了。
すると56分、ウルヴズがカウンターから突破。ディオゴ・ジョタとヒメネスがパス交換し、シュート。アスピリクエタもなんとか追いかけるもクリアは至らず、先制点を与えてしまう。
セットプレーでのロフタス=チーク
サッリはコヴァチッチを下げてルベン・ロフタス=チークを投入、さらにペドロとカラム・ハドソン=オドイを交代させて反撃を図る。
さらに残り20分の場面ではジョルジーニョを下げてウィリアンを投入し、アザールがイグアインの背後に入る。
突破を試みるハドソン=オドイ
引いて守るウルヴズに同点弾すら奪えないまま苦戦するも、最後はやはりこの男。
アザールが左サイドからボールを受けて切り込むと、エリア外から豪快にコースをついたシュートでついにネットを揺らす。
追加タイム残り2分、チェルシーはさらなる猛攻を仕掛けるも、ウルヴズも決死の守備で同点のまま試合終了。
次の舞台はキエフ、ヨーロッパリーグのリターンマッチだ。日曜日にはプレミアリーグ、エヴァートンとの試合を控える。
同点弾を決めたアザール
チェルシー(4-3-3):ケパ;アスピリクエタ(c)、リュディガー、ダヴィド・ルイス、パルミエリ;カンテ、ジョルジーニョ (ウィリアン 72)、コヴァチッチ (ロフタス=チーク56);ペドロ (ハドソン=オドイ61)、イグアイン、アザール
控え カバジェロ、クリステンセン、バークリー、ジルー
得点 アザール 90+2
警告 リュディガー 78
ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ (3-5-1-1): パトリシオ;セス、コアディ、ボリー;ドハーティ、デンドンカー、モウチーニョ、ネヴェス、ジョニー;ジョタ (ギブス=ホワイト 82);ヒメネス (トラオレ 89)
控え ルディ、キルマン、ヴィグナル、カヴァレイロ、コスタ
得点 ヒメネス 56
警告 ドハーティ 37、セス 66、ボリー 75、ジョタ 80
主審 マイケル・オリヴァー
観客数 40,692人