マウリツィオ・サッリがチームの改善点について言及、またルベン・ロフタス=チークを賞賛する一方でエヴァートンへの評価も語った…
マウリツィオ・サッリはチームが安定感を増してきたとしつつも、まだ足りない部分もあるとコメント。
公式戦ここ7試合はわずか2失点、先週末のウルヴズ戦では相手の枠内シュートを1本に抑えながらも結局はそれが失点となっている。サッリは守備面での安定感に手応えを感じる一方で、キエフでの一戦のように今後は攻撃面での安定感も必要だと話した。
「まずは守備面について、安定感は増してきている」と話すサッリ。「以前より失点は減った。大切なのはこの状態を維持することだ」
「結果についても一貫性が出てきた。だが内容についてはまだまだ。特に攻撃面はね。攻撃陣が爆発するときもあれば、そうでないときもある。まずはどの試合でもしっかり攻撃が機能するようにしないとね」
「まだここの部分が足りていないね。オフザボールの動きが乏しいときもあるし、ボックス内でのボールの動かし方もうまくいっていない。相手のラインの裏を突くような動きも足りないね。もっと徹底していきたい」
そんな中で、フィジカル、スピード、ドリブルと攻撃の鍵になりつつあるのがルベン・ロフタス=チークの存在だ。ディナモ・キエフ戦では背中の怪我を感じさせない堂々たるパフォーマンスを披露した。
「良くなっている」と話すサッリ。
「かなり難しいシーズンだったはずだ。ここまで2つや3つ、乗り越えるべき壁があった」
「今は状態も安定して、この1ヶ月で大きく成長している。(ディナモ・キエフ戦は)いい内容だったし、90分プレーできるまでになったのは心強いよ。大切なことだからね」
また明日のエヴァートン戦を控え、サッリは療養のためウクライナ遠征から外れたゴンサロ・イグアインの復帰を明言した。
「イグアインは発熱を伴う激しい腹痛に見舞われた。深刻なものじゃない。プレーに復帰はできるが、どこまで回復しているかは分からない」
「とても大切で、難しい試合だ。このリーグでビッグ6に続くのは、技術的なクオリティを見ればエヴァートンになるだろう」