インタビュー

ステップアップ:デュジョン・スターリング

 

初めてのローン修行先となるコヴェントリー・シティでレギュラーに定着した19歳のデュジョン・スターリングが、ピッチ内外での成長について語った。

チェルシーでは2017年9月にデビュー。今シーズンはコヴェントリーですでに34試合に出場し、右サイドバックとして攻守にわたって存在感を放ち続けている。

今回はアディ・ヴィヴェアシュとの再会、コヴェントリーのプレーオフ進出の可能性についても語った…

 

初めてのローン修行はどう?

最初は苦しんだね。ひどいってほどじゃないけど、違いは痛感した。ファーストチームに順応するのは大変だよ。

でもアディ・ヴィヴェアシュ、マーク・ロビンスのおかげで、山は越えたよ。自信を深めてくれて、試合内容も良くなっていった。

このローン修行で成長したよ。メンタル面でもね。厳しい期間も乗り越えることができた。自分らしいフットボールをして、ファンに自分の存在感を知らしめることができていると思う。


どんな違いを感じた?

フットボールのスタイルが違うね。オフザピッチでもそうだ。実家を離れるのも初めてだしね。人生で初のことだらけさ。人としての成長を感じる。それが大きいね。

3日おきにプレーするフィジカル面での課題は?

最初はハードだったね。昨シーズンはあんまり試合にも出られなかったしね。でも今シーズンは違う。土曜日にプレーしたら、4日間はリカバリーしつつまた次の土曜日に試合をするようだったけど、100%とはいかないものの火曜日にもプレーできるよ。シーズン序盤で苦しんだのはこの部分だね。でも今は慣れたし、いつでも大丈夫さ。

試合数が増えて、自身へのケアも変わった?

そうだね。食生活も変わった。ジュースを水にしたりね。とにかく水をよく飲むよ。他にも睡眠をよくとるようにしている。10時間は寝るね。

チェルシーではウィングバックが多かったけど、今はサイドバックが多いね。どう?

問題ないよ。右サイドバックでもウィングバック、それにウィングでもね。アカデミーでもやってきたしね。今シーズンは右ウィング、右サイドバック、左サイドバックをやってる。スタッフからは色んなポジションに対応できると感じてもらえていると思うんだ。

今シーズン、試合面で取り組んできたことは?

間違いなく空中戦だね。これまでは頭で勝負することは多くなかった。でもこのリーグではゴールキーパーからのボールがサイドへ流れることが多い。だから飛ぶタイミングや距離感をおさえる必要がある。

マーク・ロビンス監督からは、空中戦では勝てなかったとしても相手の邪魔くらいはするようにポジショニングしろって教わったよ。体格差のある相手でも、ブロックはして中に入れないようにしたりね。

どの試合でも相手を意識して攻守に動いている。相手ウィンガーを困らせないとね。大体の相手は苦しんで、結局60分くらいには下げられちゃうんだ。

守備面ではなく、攻撃面ではどう?

ファイナルサードでの動きは常に意識しているけど、練習で多いのはクロスだね。クロスの精度は向上したよ。1対1もそうだし、バイラインでの駆け引きもね。常に顔を上げてポジショニングを保っている。これが主かな。

コヴェントリーのアシスタント、アディ・ヴィヴェアシュとはチェルシーでも一緒だったね…

嬉しかったよ。夏に声をかけてくれて、コヴェントリーに誘ってくれたんだ。即答でイエスだったね。昨シーズンはプレー機会も少なくて残念だったから、ファーストチームでの経験を得られるのは大きかった。

チェルシーで最高のフットボールが出来たのは、アディと一緒だった2年間だ。ピッチでは縦横無尽って感じだったね。また一緒にできれば、あの感覚を味わえると思ったんだ。

今シーズンは試合の読み方などピッチ上での動きを教えてもらっている。アディとは一緒に何度も映像チェックしている。あと数mだけこっちに寄せていれば、パスをブロック出来たね、とか話し合ったりね。助けてもらっているよ。

コヴェントリーファンの大観衆の前でのプレーはどう?

ものすごいね。アウェイでもあれだけ叫んだり歌ったりするなんて聞いたことないよ。いつも遠征に来てくれるんだ。アウェイチームのセクションも普段より多いんだ。即完だからね。応援してくれるファンのためにも、いいパフォーマンスで応えたい。

ホームでは平均15,000人くらいだけど、今シーズンはマックスで30,000人くらいまでいったんだ。ファンの前でのプレーは最高だね。

右サイドバックを任せてもらって、ファンからも応援の声は大きいんだ。来シーズンも残って欲しいってね。スタジアムでのプレーは嬉しいし、TV観戦してもらってるのもありがたい。もっと頑張って、プレーオフには滑り込みたいね。

チームの状態は?

いい感じだよ。まだ若いチームなんだ。平均21歳半から22歳くらいで、何事も簡単にはいかない。他のチームに比べて経験も足りないけど、1月にデイヴィッド・メイラーが来て少しは変わったね。プレミアリーグで100試合以上の経験があるし、プレーオフでも結果を残してきた。プレーオフ進出を目指す今のチームにとって、大きな力だよ。勝ち点6を追う展開だけど、ルートンとバーンズリーのトップ2とは引き分けた。決めきれていれば勝てた試合だったんだ

最近はシーズン序盤のような一体感も薄れてきたからか、週頭にみんなで脱出ゲームに行ったんだ。1時間のリミットで、チームで挑んだよ。なんとかヒントを探し出してね。楽しかったよ。コミュニケーションもたくさんとったし、何より楽しかった。ピッチでも同じようにやりたいね。

脱出できた?

うん、あと数秒のところでね!

リーグ1のフットボールはどう?

コヴェントリーみたいにパス主体のチームは少ないね。典型的なチームもある。大きなストライカーを置いて、ボールを入れていくようなね。自分は小柄なのに対して、相手はがっちりしている選手が多い。自分はまだ若いのもあってまだまだだね。リーグのレベルはいい感じだし、すごい選手もいるよ。

今シーズンの目標は?

個人的にはいい形でシーズンを締めくくりたいね。もっとアシストを記録して、何かしらの存在感を残したい。来シーズンへの糧にしたいよ。チームとしては正気、プレーオフの話は滅多にしないんだ。監督も必要以上のプレッシャーをかけたくないみたいだ。プレッシャーをかけるなら、相手チームに対してだね。格上相手でも十分戦えている。

リーグ1を経験したいま、次の目標は?

チェルシーのファーストチームに食い込む機会があれば理想的だよ。最終的にはチェルシーでプレーしたいさ。

この夏に叶わないなら、今度はチャンピオンシップでローン修行だね。フットボーラーとして、着実にステップアップしたい。プレシーズンをどこで過ごすのか、楽しみだね。

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