ヨーロッパリーグ準決勝1st legではペドロが大きなアウェイゴールを挙げ、試合はドローに終わった。
前半中盤でルカ・ヨヴィッチに先制されたチェルシーだったが、フランクフルトの大声援の中、前半終了間際にペドロのゴールで追いついている。
後半はブルーズが押し込む展開に。ダヴィド・ルイスがクロスバー直撃のシュートを放ち、ルベン・ロフタス=チークにも得点のチャンスがあった。
この試合をドローで終えたことで、チェルシーはヨーロッパリーグ16戦無敗。これは同大会新記録となる。一週間後、スタンフォードブリッジでの2nd legに望みをかける。
マウリツィオ・サッリは前線にウィリアン、オリヴィエ・ジルー、ペドロを起用。エデン・アザールはベンチスタートとなった。ジョルジーニョはチェルシー50試合出場を達成。その前にはエンゴロ・カンテとロフタス=チークが並んだ。負傷離脱中のアントニオ・リュディガーのポジションにはアンドレアス・クリステンセンが入り、左サイドではエメルソン・パルミエリがプレーした。
試合を通して脅威となったロフタス=チーク
試合が動いたのは23分。中盤でボールを奪われると、フランクフルトが速攻を仕掛ける。左サイドからコスティッチが上げたクロスにヨヴィッチがヘディングで合わせたシュートはポストをヒットしゴールへ吸い込まれた。
先制されたチェルシーだが、前半のうちに追いつくことに成功。ウィリアンのコーナーからクリステンセン、ロフタス=チークと繋ぐと、最後はペドロが左足でゴール右隅へと強烈なシュートを決めてみせた。
今シーズンのヨーロッパリーグ4点目を決めたペドロ
後半序盤にはジョルジーニョが相手と接触し倒れ込んだものの、治療を受けてプレーを続行。
ロフタス=チークは試合を通して躍動。カウンターからローデをかわすと、ペドロとのワンツーから狙ったシュートはわずかに枠を捉えきれず。
続いてゴール正面から直接フリーキックを狙ったダヴィド・ルイスのシュートはクロスバーに阻まれた。
中盤を統率したジョルジーニョ
終盤は猛攻を仕掛けたチェルシーだったが、勝ち越し点を奪うことはできず。アウェイゴールを持ち帰り一週間後、スタンフォードブリッジでの2nd legに臨む。
サポーターへ拍手を贈るアスピリクエタとロフタス=チーク
チェルシー (4-3-3): ケパ;アスピリクエタ (c)、クリステンセン、ダヴィド・ルイス、エメルソン;カンテ、ジョルジーニョ、ロフタス=チーク(コヴァチッチ 83);ペドロ、ジルー、ウィリアン(アザール 61)
サブ カバジェロ、ザッパコスタ、アロンソ、バークリー、イグアイン
得点者 ペドロ 45
警告 クリステンセン 19
フランクフルト (3-4-2-1): トラップ;アブラアム (c)、ヒンテレッガー、ファレット;ダ・コスタ、長谷部、フェルナンデス(パシエンカ 73)、コスティッチ;ローデ、ガチノヴィッチ(ウィレムス 90+2);ヨヴィッチ
サブ レノウ、ヌディカ、デ・グズマン、トロ、チャンドラー
得点者 ヨヴィッチ 23
警告 長谷部 58、フェルナンデス 61
主審 カルロス・デル・セロ・グランデ(スペイン)