ブンデスリーガでのブレーメンとの一戦、ドルトムントでスタメンに名を連ねたクリスティアン・プリシッチが素晴らしい個人技からゴールをマーク。
今シーズン限りでドイツでのローン移籍の生活が終わるとチェルシーに完全移籍を果たすプリシッチは、4月の下旬、筋肉系のトラブルで戦線を離脱して以来となるスタメン出場を果たした。
プリシッチが得点を決めるのにそう多くの時間はかからなかった。敵地ヴェーザーシュダディオンで圧巻のゴールが生まれたのは試合開始わずか6分の事であった。
センターサークルの端でトーマス・デラネイからパスを受けたプリシッチは自身のマーカーを置き去りにした。
すると彼はテクニックで1人を抜き去ると、スピードに乗りセンターバック2人の間を振り切ってジリ・パブレンカの守るゴールマウスへと落ち着いてボールを流し込み、チームに先制点をもたらした。
前半終了間際には、パコ・アルカセルのゴールでドルトムントはリードを広げた。しかし後半に入るとブレーメンが意地を見せ、5分間で以前チェルシーでもプレーした40歳のクラウディオ・ピサーロのゴールを含む2ゴールを奪い、75分にスコアをタイに戻した。
プリシッチは今シーズン全ての大会を通して6ゴールを記録している。怪我で戦線離脱する前のフライブルク戦、4-0で勝利を収めたことでプリシッチにとってブンデスリーガ49勝目の試合となった。しかしブレーメンと痛み分けに終わったことに加えて、先週シャルケに4-2で敗れており、プリシッチのブンデスリーガ通算50勝目はお預けとなった。
ドルトムントがブレーメンとの一戦で引き分けた事で、3-1でハノーファーを下し首位に立つバイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差が4まで広がってしまった。