インタビュー

蒼の時代:アンディ・マイヤーズ

チェルシーアカデミー出身で現アカデミーの監督のアンディー・マイヤーズのスタンフォードブリッジでの活躍を振り返っていこう。

17歳でトップチームデビューを飾るまでアカデミーの選手として活躍した彼は90年代で106試合に出場。1997年にはFA杯、1998年にはカップ・ウィナーズカップを制しており、1999年にブラッドフォード・シティと契約を結んだ。引退してから6年後、マイヤーズはアカデミーに復帰。現在はU18の監督として指揮を振るっている。
 

チェルシーとサインした時のことを教えて

アカデミーが始まる前のものに来たんだ。自分が11歳の時だね。チェルシーのアカデミーで活動していたボブ・オズボーンが当時の学校の先生だった。

彼はウェスト・ハムとかアーセナルにも連れて行ってくれたけれど、チェルシーが自分に合っている感じがしたね。フランク・シンクレアとエディー・ニュートンと共に加入した。


このクラブの印象はどうだった?

色んなところでトレーニングしたね。バッターシー・パーク、パーソンズ・グリーン、もちろんスタンフォードブリッジでもね。どこでやるかはいつも決まっている訳ではないけど、特に気にしてはなかったよ。とにかく指示された事をやっていたね。ただストリートから場所が変わっただけのような感じで特に何も考えずにやっていたよ。

スタンフォードブリッジそれ自体についてはどう?

時々練習を行ったんだ。事務所はコテージの右側に、トラクターがいつもガレージにいたね。そこにはいつも練習していたコンクリートの壁もあったんだ。古い犬のトラックの横でゴールを置いて練習していたね。

色んな経験をしたけれど、ここでの経験はスペシャルなものだったね。子供の時はみんなプロのフットボーラーになりたいと思っているんだ。プロになるためにできる限りのことをやったよ。だからブリッジでプレーするのは夢だった。それが叶ったんだ。


ホームやアウェイでのファンの声援はどうだった?特に思い出に残っている試合はあるかな?

チェルシーのファンはいつもホームで育った選手を応援してくれる。あまりいいプレーを出来ていなくてもね。いつも自分たちがやるべきことは出来る限り100%の力を振り絞ることだね。FA杯、カップ・ウィナーズカップは特に思い出に残っているよ。

いろんな監督のもとでプレーしてきたと思うけれど、一番影響を受けたのはどの人だった?

ボビー・キャンベルは自分がデビューした時の監督だった。本当に感謝しているよ。若い選手を信じてくれるんだ。そして多くのチャンスをくれた。若い選手が良いキャリアを歩んでいけるようにしっかりと道を知らしめてくれる。

もう一人はグレン・ホドルかな。彼が入ってきてから大きくクラブが変わった。彼はずっと外国でプレーしていたけれど、彼の哲学を持ってきてくれた。身体や新しいプレーの方法を教えてくれたんだ。長らく使っていた4-4-2のフォーメーションを変えたんだ。

グレンは選手個人に必要なものを見るためにたくさんの時間を使ったんだ。成長する過程で、自分は多くの怪我をしてあまり成長することはできなかった。でも一度プロになったなら自分のことを知るようにみんなは期待する。グレンは個人を見て、選手たちの求めることをまとめてチームを作っていったんだ。 


チェルシーでの試合で一番忘れられない試合を教えて…

ボビー・キャンベルの時のデビュー戦かな。旧1部のルートン・タウンとの試合だった。この試合でボビーは色々変更を加えたんだ。トニー・ドリゴ、ケリー・ディクソンが外れて、若いフランク・シンクレア、ダミアン・マシュー、グレアム・スチュワートがスタメンに入った。

前半が終わった時点で3-0と負けていた。いくつかの不満もあったと思うけど、自分は後半に途中から入った。どうにか展開を変えようとしたんだ。その後3-3のタイにに戻すことができたんだ。最後にはファンがスタンディーグオベーションしていたね。この時ファンはハードワークと努力を見ていてくれるんだと思ったね。

初めて出場したのはイアン・ポーターフィールドが監督の時のリヴァプール戦だね。スコア2-2で終えていたことくらいしか覚えていないね。あとはオールドトラフォードでの試合かな。ユナイテッド相手には良い成績を残せたね。

ヴィラ・パークでのFA杯準決勝も覚えているよ。この試合は自分が良いプレーを披露出来た。でも試合自体は上手くはいかなかったね。選手は怪我して、10人にもなったし、ドゥーブ(マイケル・デュベリー)のシュートはバーを叩いた。チームのみんなは出来る限りのハードワークをした。勝利に値したよ。チームとしてまとまっていたね。

チェルシーで特に仲良くしていた選手は誰?今でも連絡とってる?

マイケル・デュベリー、ジョディ・モリス、フランク・シンクレア、特にはエディー・ニュートンだね。ニュートンは今でもクラブで働いているしね。いつも喋っている必要は無かったんだけど、彼らとはよく話していたね。ジョディが自分にトレーニングしようと言ってきた時にはニール・バス、ダーモット・ドラミーを誘って一緒にトレーニングしたんだ。いつでも人を助けるっていうのは大事なことだよね。


対戦していて嫌だったチームや選手はいた?もしいるなら理由も教えて

トレヴァー・シンクレアは小さくてディフェンスしづらかったから対戦するのはきつかったね。あとはクリス・ワドルかな。彼がこれからするプレーは分かってはいたんだけど、止められないんだ。

アンドレイ・カンチェルスキスとオールドトラフォードで対戦したことも覚えているよ。17歳の時だったんだ。彼が交代した時は嬉しかったね。たくさんプレーしてたくさんの選手が自分にとってはキツかった。ブライアン・ロブソンもだね。彼はイングランドのキャプテンだったんだけど、 途中で変わったんだよ!

相手のファンはどう、プレッシャーを感じるスタジアムとかはあったかな?

ウェンブリーかな。FA杯を真剣に戦っていなかった訳ではないけど、どの選手も勝利を目指してプレーする場所だ。1994年の時の雰囲気は計り知れなかったよ。

チェルシーファンとしては、ミュンヘンでのチャンピオンズリーグの決勝もだね。群衆の中で見守っていたけどサポーターはすごかったね。


チェルシー時代を振り返った感想は?何か変えたり、違った風にしたかったなみたいなことはある?

若い時からの怪我はキツかったね。振り返ると、怪我を押してプレーしていたね。1992年から休むこと始めたんだ。プレシーズンに出場できたのは半分くらいだったね。しっかりとは意識していなかったけれど、骨が腱に接触してしまっていたんだ。それから3年間は大変だった。プレーしていて勇気があると思われるかもしれないけど、でも最終的には悪い方向に行ってしまうこともある。

でもチェルシー時代で多くを変えたいとは思わないかな。でももう少し試合に出たかったかな。でも後悔は全くないんだ。FA杯やカップ・ウィナーズカップで優勝できたのは何事にも変え難いものだよ。クラブで様々なことを成し遂げ、小さいことをコツコツ重ねてきてきたんだ。

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