スタンフォードブリッジでワトフォードに敗れたのは30年以上前のことだ。
ワトフォードがスタンフォードブリッジで最後に勝利したのは1985/86シーズン。この試合では17歳のレ・フリッジを含む3人がブルーズデビューを果たしたものの、試合は5-1で敗れている。
しかし1986年11月の対戦では相手を無失点に抑え0-0。それ以降、ホームではワトフォード相手に無敗をキープしている。
ワトフォード相手にはここ11戦無敗。80年代には3試合連続ドロー、そして90年代の多くではワトフォードが下部リーグに所属していたため、対戦機会がなかった。
特にここ7試合ではチェルシーが6勝。さらにここ5試合では18ゴールと攻撃陣が爆発している。
FA杯3回戦では2度対戦。2010年1月にはダニエル・スタリッジ、フロラン・マルダ、フランク・ランパードがネットを揺らし、5-0で勝利を手にしている。
当時はアフリカネーションズ杯のためディディエ・ドログバが不在。さらにニコラ・アネルカも負傷離脱。しかしその後復帰した2人の活躍もありチェルシーはクラブ初の国内2冠を達成している。
プレミアリーグでワトフォードをスタンフォードブリッジに迎えるのは今回が7回目。これまでは5勝1分という成績を残している。2015/16シーズンには2-2のドローに終わった。
多くの得点が生まれる両者の対決。ここ6試合の合計ゴール数はチェルシーが16点、ワトフォードが7点だ。さらにチェルシーはここ2試合でいずれも4ゴールを挙げている。
昨シーズンの対戦ではペドロが先制点を挙げたものの、後半序盤までに逆転を許してしまう。
しかしチームを救ったのはミシー・バチュアイ。ペドロのクロスに合わせ同点弾を決めると、セサル・アスピリクエタも続いて逆転。さらに終了間際にはバチュアイがこの日2点目を決めて勝負あり。チェルシーが4-2で接戦を制している。
2016/17シーズンにはアウェイでウェストブロム相手に終了間際のゴールで勝利しプレミアリーグ制覇を決めたチェルシー。その3日後にホームでワトフォードと対戦している。アスミル・ベゴヴィッチ、ネイサン・アケ、ナサニエル・チャロバーにとってはこの試合がアントニオ・コンテ率いるブルーズラストゲームとなった。
この試合ではジョン・テリーが先制点を挙げたものの、2分後に同点に追いつかれてしまう。その後もアスピリクエタ、バチュアイのゴールで勝ち越すも、残り20分を残してまたも試合を振り出しに戻された。
ここでチームを救ったのはセスク・ファブレガス。残り2分というところで勝ち越し点を決めると、チェルシーが4-3で競り勝った。チェルシーはこのシーズン、プレミアリーグの単一シーズン最多勝利を記録している。
今夜のスタンフォードブリッジでも多くのゴールが生まれるだろうか。チェルシーはプレミアリーグでのワトフォード戦3連勝を狙う。