ルベン・ロフタス=チークは今のキャリアを楽しみつつも、チェルシーの主力としてタイトル獲得に貢献したいと目標を掲げた。
2015年、2017年とタイトルを獲得した当時はまだレギュラーから遠かったロフタス=チーク。しかし今シーズンはヨーロッパリーグ準決勝進出を主力として支えている。
ここまで同大会10試合出場、10月のBATEボリソフ戦ではハットトリックも記録。さらに2018/19シーズンはここまで公式戦38試合出場。
この数字には、自身も手応えを感じているようだ。
「これまでのキャリアでも出場試合数は最も多いし、ゴールの数もそうだ。でももっと伸ばしたいね」と、試合前記者会見で話すロフタス=チーク。
「好調だよ。これまでもチェルシーでタイトルを獲得した経験はあるけど、決して主力じゃなかったから達成感も薄かった」
「でも今シーズンはヨーロッパリーグでコンスタントにプレーできているし、ゴールでも貢献できている。今回トロフィーを掲げられれば、格別だろうね。チームに貢献できている実感があるからこそ、喜びもひとしおだろう」
「ここ数年は怪我に悩まされる時期も多かった」と続けるロフタス=チーク。
「今シーズンですら怪我は多かった。でも付き合っていくべきかも分かったし、あとは気持ちの面だね。怪我から復帰してすぐにプレーできるようにフィットした状態も心がけている」
「もう23歳だ。若手じゃないよ。しっかりステップアップしてチャンスをものにしたい」
マウリツィオ・サッリのもと、スタメン起用の回数も増えているロフタス=チーク。背中の痛みとの付き合い方については、練習のバランスを見て調整しているという。
記事:サッリがカンテの状態、ロフタス=チークの成長についてコメント
さらに今シーズンのベースには、クリスタルパレスでのローン修行時間やワールドカップの経験があるともコメント。またサッリはロフタス=チークにローン移籍よりもクラブにとどまるよう説得したそうだ。
そんな今シーズン、ロフタス=チークは中盤からの得点力を伸ばしている。そのイメージは、やはりフランク・ランパードの存在だ。
「あの当時は最高の選手だった。アカデミー時代はとにかく勉強したよ。ボックスへの入り方、そして得点力だね。ミッドフィルダーとしてはやっぱり憧れだよ」
「プレミアリーグでもたくさんのゴールを決められるような選手になりたい。得点力は今後の課題だ」
明日のフランクフルト戦を控え、4位以内を確定させた今も、チームは5月バクーでのタイトル獲得を目指して決して油断することはないとした。
「チャンピオンズリーグ出場権は獲得したけど、ヨーロッパリーグ決勝の舞台は見逃せない。チェルシーにはトロフィーが必要だ。このチャンスをしっかり掴みたい」
「リラックスして試合に臨むなんてあり得ないよ。相手もトップクラブだ。1stレグ同様厳しい試合になるだろうけど、勝つのは自分たちさ」