チェルシーからローン移籍中のタミー・エイブラハムが決勝ゴールを決めた。アストン・ヴィラはチャンピオンシップ準決勝1stレグ、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦に勝利し、プレミアリーグ昇格に一歩前進する事になった。
ヴィラ・パークで行われた一戦は、エイブラハムにとって肩の脱臼からの復帰戦となった。エイブラハムは4月19日のボルトン・ワンダラーズで肩を脱臼していた。チーム得点王の彼は3試合連続ゴールを決め今シーズンの得点を26にまで伸ばした。
チェルシーのレジェンドであるジョン・テリーがアシスタントマネージャーを務めるアストン・ヴィラは前半、ボールを支配したものの、16分に先制点を献上。相手からの激しいプレッシャーを受ける展開となった。
それでも試合の残り15分からアストン・ヴィラが猛攻。コナー・フリハンが25ヤードのところからミドルシュートを決めると、その4分後ジャック・グリーリッシュがエリア内で倒されPKを獲得。
エイブラハムがボールを持ってPKスポットへ。このPKを見事相手GKの逆をつきエイブラハムがゴール。チームに勝利をもたらした。
驚くべきことにこのゴールがエイブラハムにとってヴィラ・パークでの20ゴール目となった。またチャンピオンシップのホームで最後に20ゴールを決めたのは2012/13シーズン、クリスタルパレスに所属していたグレン・マレーだ。
チームはエイブラハムを中心にチャンスを何度も作ったがその後ゴールを奪うことはできず。しかし試合の終盤、ウェスト・ブロムのガイルがこの試合2枚目のカードで退場。試合はそのまま2-1で終了した。
エイブラハムのアストン・ヴィラは火曜日に行われる2ndレグをリードした状態で迎えることに。リーズ・ユナイテッド、ダービー・カウンティの勝者とアストン・ヴィラ、アルビオンの勝者が決勝をウェンブリーで戦う。