アストンヴィラへローン加入中のタミー・エイブラハムがプレミア昇格プレーオフ準決勝で決勝ゴールを挙げ、チームをウェンブリーでの決勝戦進出へ導いた。
ウェストブロムとの準決勝は2試合を終えて2-2のドロー。試合の行方はPK戦へと持ち越された。エイブラハムはアストンヴィラの5人目のキッカーとしてこれを成功させ、チームはリーズとダービーの勝者が待つプレーオフ決勝戦へと駒を進めている。
エイブラハムはヴィラパークで行われた3日前の第1戦でもPKから決勝点を挙げ、チームの2-1での勝利に貢献。これでエイブラハムは今シーズン26ゴール。ここ6試合では5ゴールと結果を残している。アストンヴィラはチャンピオンシップ5位でシーズンを終えていた。
敵地ホーソンズで行われた第2戦ではホームのウェストブロムが先制。メイソン・ホルゲイトのロングスローからクレイグ・ドーソンがヘディングでネットを揺らしている。
元チェルシーのキャプテン、ジョン・テリーがアシスタントコーチを務めるアストンヴィラはビルドアップで苦しみ、ピンチを迎えることも。終盤に迎えたフリーキックのチャンスも、エイブラハムのシュートは枠を捉えられず。
延長戦でもエイブラハムにチャンスが生まれたものの、10人となったウェストブロムのGKサム・ジョンストンが好セーブでこれを防ぐ。
ウェンブリーへの切符をかけたPK戦ではウェストブロムが最初の2本を失敗し、アストンヴィラがそのまま勝利を手にした。アストンヴィラは3年ぶりのプレミア復帰へあと1試合だ。
プレミア昇格プレーオフ準決勝もう1試合ではフランク・ランパード率いるダービーがリーズと対戦。ダービーではフィカヨ・トモリとメイソン・マウントが第1戦にフル出場するも、チームは0-1で敗戦。アウェイの第2戦で逆転を狙う。