ロス・バークリーの2ゴールにオリヴィエ・ジルーも決めて3得点。さらに400万ドル以上の寄付金もあげて、アメリカでの一戦は大成功に終わった。
序盤にバークリーが先制点を決めると、ジルーが追加点を記録して折り返し。後半半ばにはゴンサロ・イグアインのシュートが当たって再びバークリー。終盤にはコナー・ギャラガー、リース・ジェイムズ、トレヴォ・チャロバーの若手3選手にも出場の機会が与えられた。
会場となったのはマサチューセッツのジレット・スタジアム。地元MLSクラブを相手に、Say No To Antisemitismキャンペーンの一環としてキックオフを迎えた。
ロマン・アブラモヴィッチ氏、ロバート・クラフト氏の両クラブのオーナー同士の呼びかけにより発足。差別撲滅のため、2人も個人で100万ドルを寄付するなどチャリティ活動を支援し、アブラモヴィッチ氏も渡米し姿を見せている。
試合は開始2分10秒でチェルシーが先制。わずかなスペースを突いてバークリーがネットを揺らす。
右サイドバックに入ったダヴィデ・ザッパコスタからのクロスにはペドロ。バークリーと同じ形を狙うもこれはブロックされる。
ベンチスタートのセサル・アスピリクエタに代わって主将を務めたダヴィド・ルイスも攻守でゴールを許さない。
すると29分、ザッパコスタのクロスからジルーがダイビングヘッドで追加点を記録する。
後半からチェルシーは6名を入れ替え。代わって入ったウィリー・カバジェロは早速セーブでチームに貢献。
対するチェルシーはコーナーから追加点。ウィリアンからの低いボールをイグアインが狙うと、バークリーに当たってゴールイン。
残り20分の場面でロフタス=チークが負傷退場となると、アカデミー年間最優秀選手賞に輝いたコナー・ギャラガーを投入。チェルシーは続いてウィガンの年間最優秀選手に選ばれたリース・ジェイムズ、さらにトレヴォ・チャロバーも投入。
残り10分の場面ではウィリアンがドリブルからチャンスもタックルで阻止され、さらにペドロのシュートがポストに当たった場面ではウィリアンが押し込むもオフサイド(ジェイムズ、ギャラガーも絡んでの流れに)。結局これ以上の追加点は生まれないまま試合終了となった。
これで2018/19シーズンは大一番、バクーでアーセナルとのヨーロッパリーグ決勝を残すのみとなった。
チェルシー (4-3-3): ケパ (カバジェロ HT) (グリーン 88)、ザッパコスタ (ジェイムズ 78)、クリステンセン、ダヴィド・ルイス (c) (アスピリクエタ HT)、アロンソ (エメルソン HT)、バークリー (チャロバー 78)、ジョルジーニョ、コヴァチッチ (ロフタス=チーク HT) (ギャラガー 69)、ペドロ、ジルー (イグアイン HT)、アザール (ウィリアン HT)
控え グエーイ、ウグボ
得点 バークリー 3, 62、ジルー 29
ニューイングランド・レヴォリューション (4-5-1): ターナー (ナイトン 30) (クロッパー 62)、バイ (フィルミーノ 30)、ファレル (デラメア 30)、アニババ (エリヴォ 30)、ジョーンズ (ソミ 30)、ブチャナン、ジル (c)、コールドウェル、ザヒボ (ライト HT)、バンブリー (ペニラ HT)、カイセド
控え マンシェン、アンキン、アグデロ、ファガンデス
主審 ニマ・サガフィ
観客数 27,329人