来シーズンからチームへ合流する20歳のクリスティアン・プリシッチだが、以前にもスタンフォードブリッジを訪れたことがあったようだ。
アメリカ代表でレギュラーに定着するプリシッチ。ドルトムントではドイツ杯制覇に貢献していた。幼い頃には短い間ではあったものの、イングランドで生活をした経験があるようだ。
「父と一緒にプレミアリーグを観に行ったよ」イングランドでの生活を振り返るプリシッチ。
「チェルシーの試合にも行ったことがある。ドログバやランパードがプレーしていて、ドログバがPKを決めたのをよく覚えているよ」
「ヨーロッパでプロ選手としてプレーしたいと思っていた。プレミアリーグはアメリカでも見ることができたから、ここに来たいと思っていたんだ」
「ドルトムントに行ったのは15歳の頃だった。良いタイミングで行けたと思うよ」
「今はチェルシーでプレーするべき時期だと思う。ドルトムントでの生活は最高だったし、それは今でも忘れない。でもこの最高のステージで、イングランドでプレーできるなんて信じられないことだよ。自分の力を証明するにはこれ以上ないリーグだと思うね」
プレースタイルの似ているエデン・アザールについては次のようにコメント。
「エデンはすごい選手だよ。あのレベルに近づけたら嬉しいね。ここでは自分自身の色を出して、ベストを尽くすよ」
「特に相手ゴール前では自分のスキルやスピード、俊敏性、創造性といった武器を使いたいね。ゴールを決めたり、アシストをするためにこのチームに来ている。インパクトを残して、チームのために戦いたい」
20代へ突入したばかりのフットボーターとして、多くを学ぶ必要があると話すプリシッチ。特にプレミアリーグではフィジカル面の強化が必須だろう。しかしプリシッチはドルトムントで既に高い能力を示している。
「自分には両サイドから効果的なプレーができる。ドルトムントでは左右のウィンガーをやったけど、代表では10番のポジションも経験している。攻撃的なポジションならどこでも良い。ドルトムントではウィンガーとしてのプレーが一番だったね」
「チェルシーのシステムは好きだ。攻撃的なシステムは自分に合っているよ」
アメリカ代表としてゴールド杯出場を控えているプリシッチ。北米、中米、カリブの王者を決めるこの大会で連覇を狙うアメリカ代表だが、プリシッチはその予備登録メンバーに選出されている。決勝戦は7月7日だ。
プリシッチはフットボール以外の生活に言及した。
「バスケットボールが好きなんだ。他にもNetflixを見たり、家でプレイステーションをやったりするよ」
「ドイツでのシーズンが終わったから少しの間休みをとって、ゴールド杯、そしてプレシーズンに臨みたいね。シーズンに向けてしっかりと準備をするよ」