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フリーキックの名手

22年前といえば、ロベルト・カルロスがフットボール史に残るあのフリーキックを決めた年だ。そしてブルーズの歴史にも、数々の名手が存在する。

フットボールの醍醐味のひとつでもあるフリーキック。主審の差した位置にボールを置き、美しい軌道を描いてネットをへと突き刺さるあの瞬間を、サポーターは待ちわびていることだろう。

直接FKでゴールが生まれることはなかなかないが、一人の選手が直接FKで5ゴールを決めたらFKの名手といっても良いだろう。また、そのFKを決めた試合が大きな一戦になればなるほど長く記憶に刻まれる。

22年前、フランス相手に決めた有名なロベルト・カルロスのあのFKは、SNSなどを通じて何度も見たことがあるはずだ。

ここではブルーズの選手たちが決めたパーフェクトなFKを見ていこう。

 

マイク・フィラリー v トッテナム 1981/82

80年代初期、フィラリーはチェルシーの中でもテクニシャンとして際立った存在であった。また1982年にはディビジョン2でチェルシーでのベストゴールを決め、年間最優秀選手賞を獲得している。

FA杯でリヴァプールに劇的な勝利を挙げた後、準々決勝でスパーズと対戦。前半終了間際、フィラリーのゴールでチェルシーがリードを奪う。

「いつもファンは自分のことを覚えておいてくれるんだ」と数年前チェルシーマガジンのインタビューに答えたマイク・フィラリー。「パンチ・クレメンス氏は当時ボールを見逃すだけだったね!でも残念ながら試合は3-2で敗れてしまったんだ」

ジャンフランコ・ゾラ v エヴァートン 1996/97

おそらくクラブの中でも最高のFKのスペシャリストなのはゾラだろう。練習あるのみ、を体現したその姿勢は若手にとっても何よりの手本だ。

ゾラは練習後、必ずといっていいほどフリーキックの居残り練習をしていた。その結果、見事なフリーキックは壁を越えて突き刺さったのだった!

ジミー・フロイド・ハッセルバインク v ブラックバーン・ローヴァーズ 2002/03

美しさがゾラのフリーキックなら、ハッセルバインクのゴールは力強さだ。

リーズ時代のチームメイト、ナイジェル・マーティンはかつて足の甲よりもサイドキックの方が強いボールが蹴ることができると話していた。

しかしこの日、ブラックバーン戦で見せたハッセルバインクの一撃はその定説を覆すような一発。2-0で追う展開ではあったものの、豪快な一撃でクロスバーに当ててネットを揺らしたのだった。

ディディエ・ドログバ v ポーツマス 2009/10

ドログバがチェルシーで決めたベストフリーキックといえば、3-0で勝利したアーセナル戦でのものかもしれない。しかし、ウェンブリーの地で見せたFA杯決勝でのこの一撃も、やはり見逃せない。

シーズン37ゴールを決めた、最後のゴールとなったこの一撃。デイヴィッド・ジェイムズを破る見事なフリーキックを沈めている。

FA杯決勝におけるフリーキックでの得点は数少ない。最近ではがスチュアート・ピアース、サンティ・カソルラあたりだが、間違いなくこの1本も記憶に残るはずだ。

アレックス v アーセナル 2010/11

アレックスかハッセルバインク、どちらがより強力なキックを持っているのかは迷うところだ。しかしこれを見れば、アレックスに軍配があがるだろう。

本職は相手の攻撃を止めることだが、距離のあるところからでも豪快な一撃を決められるのがアレックスの持ち味だ。チャンピオンズリーグ、リヴァプール戦での一撃も記憶に新しいだろう。

しかし、アーセナル戦で見せたこの一撃も忘れがたい。誰もが避けたくなるようなキックだったはずだ。

フランク・ランパード v トッテナム 2011/12

チェルシー加入当初こそフリーキックでのゴールは少なかったが、ゾラを見て成長したランパードは、のちに大きな武器を手にする。

結局、ブルーズを退団するまでに決めたフリーキックは数知れず。数々の名手を破ってきたランパードだが、元チームメイトのカルロ・クディチーニ相手にもFA杯準決勝、見事な一撃を決めている。

ウィリアン v サウサンプトン 2015/16

2015/16シーズンは、フリーキックで話題をさらったウィリアン。チャンピオンズリーググループステージだけで、4本も決めている。

昨シーズンでフリーキックでの得点を2桁に伸ばしたウィリアンがだ、中でもサウサンプトン戦での1本は、2002年のスパーズ戦でのゾラを彷彿とさせる一撃となった。

ダヴィド・ルイス v リヴァプール 2016/17

チェルシーに在籍していた最初の期間も数々のフリーキックを決めたダヴィド・ルイスは、復帰後第1号もそのトレードマークでお祝いしている。

シモン・ミニョレの隙をついたダヴィド・ルイスは、鮮やかな一撃を決めたのだった。このゴールについては「曲げて入れる選手もいるけど、自分は卓球のようにトップスピンをかけるのが持ち味なんだ」と語っている。

マルコス・アロンソ v トッテナム 2017/18

当時トッテナムのホームスタジアムとして使用されていたウェンブリーで、プレミアリーグ初ゴールを記録したのがこの場面だ。

2017年、アロンソはフリーキックの名手としての地位を確立。スパーズを2-1で下したこの試合では、2ゴールでファンの心を掴んだのだった。

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