分析

チェルシー 2018/19 – シーズンを振り返る

ヨーロッパリーグを制覇し、シーズンを終えたチェルシー。クラブの専門家リック・グランヴィルとポウル・ダットンのシーズンレビューを見ていこう…

チェルシーは1部で84回目のシーズンを迎え、2部以下で過ごしたシーズンを含めると103回目のシーズンとなった。開幕から好調を維持したものの、中盤には失速。それでも最後には盛り返し、3位でシーズンを終えた。

5回目となる3位を座を射止めたが、(23大会目で22度目のトップ6フィニッシュ。そして、14回目のトップ3フィニッシュ)最後には最高の瞬間が訪れた。

ロマン・アブラモヴィッチがこのクラブのオーナーになってから17年でチェルシーは16個目のタイトルを獲得した。:プレミアリーグ5度、FA杯5度、リーグ杯3度、チャンピオンズリーグ1度、そしてヨーロッパリーグを2度制覇。

マウリツィオ・サッリは監督として初めてのタイトルを獲得することとなった。

驚くべきことに、チェルシーは過去15つの大会のうち4つで優勝。また1946年からロンドンのクラブの中では最多のタイトルを獲得している。


 

アーセナルに勝利し、ここ8年で3度目の欧州制覇となったチェルシー。 – 35年間で最高の形での優勝となった。

photo of キーシーズンスタッツ キーシーズンスタッツ

チェルシーはUEFA杯時代を含め10シーズンで2度目のヨーロッパリーグ優勝。2012年以降欧州大会最多優勝はレアル・マドリッドで4回となっている。

バクーでの勝利はチェルシーに5回目の欧州主要タイトルをもたらしたが、8つのクラブがチェルシーより多くの欧州制覇を経験。:レアル (15)、バルセロナ、リヴァプール、ミラン (9)、Bayern (7)、アヤックス、インテル、ユヴェントス (6)

今シーズンはFA杯決勝でエヴァートンに勝利した2009年に次ぐ長いシーズンとなった。そして歴史上でも最も離れた場所で行われたロンドンダービーであった。

試合は60分まで1-0であったがそれ以降得点が動き、最終的には4-1でブルーズが勝利した。
 

最終的なスコアはすべての主要大会の決勝の中でも差がついたものであり、ここ13年間で最高の戦いとなった。またこの勝利でアーセナルは3シーズン連続のチャンピオンズリーグ出場を逃すこととなり、一方のチェルシーはグループステージのトップシードとなった。

チェルシーは欧州大会でイングランドのクラブと対戦し、7勝7分(うち2試合はPKで負け)4敗となっている。

またチェルシーは2007/08シーズン、マンチェスター・ユナイテッドがチャンピオンズリーグで成し遂げた無敗での優勝を今回のヨーロッパリーグで成し遂げた(12勝、3分)。

2000年以降、チェルシーはユナイテッドを上回るタイトルを獲得している。
 

マウリツィオ・サッリは主要タイトルを獲得した12人目の監督となった。

サッリはブルーズに就任して最初のシーズンにタイトルを獲得した8人目の監督に。また欧州大会制覇に導いた監督は5人しかいない。

彼の同郷であるジャンルカ・ヴィアリは欧州大会を2度制覇した唯一の監督だ(スーパーカップを含む)。チェルシーはこれまで6度欧州を制覇しているが、アブラモヴィッチ氏がオーナーになるまでに3度制覇している。

2018/19シーズンは2つの大会で決勝に進出した5度目のシーズンとなった。リーグ杯の決勝ではシティにPK戦の末敗れたが、ヨーロッパリーグは見事に優勝を果たした。

サッリは今シーズン公式戦で39勝。就任最初の年でこれ以上の数字を残したのは2004/05シーズンのジョゼ・モウリーニョだ(42勝)。

プレミアリーグではチェルシーは首位に立った4チームのうちの1チームだ。結局厳しい冬を乗り越え3位に。

2018/19シーズン首位に立った日数

リヴァプール 141
マンチェスター・シティ 124
チェルシー 9
マンチェスター・ユナイテッド 1
 

チェルシーはロンドンにあるチームの中で過去15回のプレミアリーグのうち12回最高の数字を収めている。そして1907/08シーズン以降は22回最高の数字を収めている。

ブルーズは2018/19シーズン7チームに対してダブルを達成:ワトフォード、クリスタルパレス、ニューカッスル、ブライトン、カーディフ、フルハム、ハダーズフィールド。また他のチームにチェルシーはダブルは達成されていない。

チェルシーは2011/12シーズン以来となる直接FKでのゴールがないシーズンを過ごした。

2019/20シーズンは30回目の欧州大会出場のシーズンとなる。そしてヨーロピアンカップ/チャンピオンズリーグに限って言うと17回目だ。(1955/56シーズンにクラブは最初のヨーロピアンカップに招待されたが、フットボールリーグが拒否したためこの招待を受けることはできなかった。)

チャンピンズリーグに復帰したことにより木曜日に試合を行って日曜日に試合を行うということがなくなる。ヨーロッパリーグのグループステージを4勝2分で終えたチェルシーはノックアウトステージに入ると、リーグ戦では2分4敗と調子を落とした。チャンピオンズリーグの抽選は8月29日に行われる。

これよりも前にチェルシーはリヴァプールとUEFAスーパーカップを戦う。8月末にモナコで開催されていたが、今年は違う会場で行われる。今年はイスタンブールのベシクタシュのスタジアムで8月15日に試合が開催。キャパシティは41,000人だ。
 

またここ数年でチェルシーに関わった方達が亡くなっている。1951年に契約し、テッド・ドレイク政権下での13試合すべてに出場したボブ・エドワーズもその一人だ。

彼はリヴァプールとトッテナム相手に得点を決め、翌年の夏スウィンドンに移籍した。チェルシーFCはボブの家族と友人に哀悼の意を表する。

メモリアム

アルバート・シューエル 2018年6月逝去
プログラマー、統計学者

クリフ・ハックスフォード 2018年8月逝去
1950年代ハーフバックとして活躍

アンソニー・フルーウィン 2018年9月逝去
1960/70年代のリザーブディフェンダー 

ケン・シリト 2018年10月逝去
1960年代の右サイドバック、1970年代には監督を務めた

ワリー・ヒンシェルウッド 2018年11月逝去
1950年代に右サイドを主戦場とした

ジョー・ファション 2019年2月逝去
1960年代のウィンガー

ジャネット・レインボー=キング 2019年3月逝去
前チケットオフィス、CPO統括者

エディー・バーネット 2019年4月逝去
前チケットオフィスマネージャー

ボブ・エドワーズ 2019年5月逝去
1950年代のインサイドフォワード

ありがとうそしてさようなら


プレミアリーグの2019/20シーズンの日程は6月13日木曜日、現地時間午前9時に発表される。

今シーズンはたくさんのご声援ありがとう。8月の2019/20プレシーズンブリーフィングで会いましょう。


明日は成し遂げたマイルストーンをご紹介。

チェルシーからその他