フランク・ランパード体制を楽しむオリヴィエ・ジルーが、来たるシーズンに向けて戦術的な取り組みについて言及した。
9ヶ月に渡る長きシーズンに備え、まずは身体をフィットさせることが大切なプレシーズンのこの期間だが、我らが新監督はすでにチームへ自身のアイデアを刷り込んでいるようだ。ジルーは次のようにコメントしている。
「かなり興味深いトレーニングだよ」と話すジルー。
「いい内容だよ。選手同士ともそう話している。フィジカル面だけでなく戦術面でも進んでいるね」
「フォーメーションも変わってくるはずだ。試合の中で変えていくパターンもあり得る。あらゆる戦術を想定しているからね」
「監督は4-2-3-1あるいは4-4-2を軸に、相手によって変える形だ。ひとつのアイデアに固執せず、オープンに考えているね」
横浜で行われる今日の試合では、メンバーの入れ替えを明言しているフランク・ランパード。ジルーは日本のクラブ相手の試合を心待ちにしているようだ。
「川崎との試合はまた大きなステップになる。タフな試合になるよ。こっちはまだプレシーズンを始めたばかりで、それにこの気温と湿度だ。でも勝利を目指していい試合がしたい」
「こうして日本に来られて、ファンに会えたのは嬉しい。すごい勢いを感じる。ピッチでも期待に応えたいね。自分なりに結果を残せればと思うよ」
ジルーはかつて日本人とチームメイトだった経験がある。12年前、リーグドゥのグルノーブル時代のことだ。当時一緒だった梅崎司は現在湘南ベルマーレでプレー。2007年にローン移籍でやって来たその名前を今でもよく覚えていると振り返る。
「フランス2部で、自分のプロ初ゴールをアシストしたのが梅崎だったんだ。だからすごく大切な存在なんだよ!」と話すジルー。
「日本人選手と一緒にプレーしたことはあるけど、みんなプロに徹して敬意を払ってくれる。フィジカル面でも手を抜かずに準備していたね。いつでも動ける状態だった。一緒にプレーできたのはありがたいよ」