今シーズンは安定したパフォーマンスを見せるアントニオ・リュディガー。マウリツィオ・サッリ監督の指導を受け、リュディガーはひとつの点で大きく成長したようだ。
今シーズンのプレミアリーグ全試合で先発出場中のリュディガー。持ち前のフィジカル能力の高さやスピード、パワーを生かしドイツ代表でも守備の要として活躍している。
サッリ監督の就任後、リュディガーはひとつの点で大きく成長している。それはデータが示す通りだ。
「昨シーズンはロングパスを蹴ってばかりだった」リュディガーは話す。「今シーズンは新たな監督、新たなシステムになって変わったよ。すぐに適応することが重要だったし、その点では自分はよくやっていると思うよ」
「サッリからは長いボールを蹴るだけでなく、後方からゲームを作ることにトライしてほしいと言われた。自分はまさにそれに挑戦しているんだ」
「ピッチの上に立ちたいから、トライするよ!人生ではいかに素早く適応するかが大切なんだ」
2017年夏にシュトゥットガルトからやってきたリュディガー。チェルシーに加入し、プレミアリーグでプレーするこれまでの18ヶ月を次のように振り返っている。
「最初の試合はバーンリーとのホームゲームだった。相手に圧倒されたね。前半で3-0のビハインドだ。何が起こっているのかわからなかったよ。どの選手も強靭な身体だった。ブンデスリーガには(ロベルト・)レヴァンドフスキみたいに優れたストライカーがいるけど、イングランドでは彼よりも強靭な選手がたくさんいる。メンタル面でも、フィジカル面でも準備をしていなければいけないと気づいたよ」
「どんな相手も甘く見たことはないし、いつだって同じメンタリティで試合に臨もうとしている。ビッグマッチでも、下部のチーム相手でもね。それこそが自分のやるべきことで、トレーニングでも自分の苦手なことにトライしているよ」
トップ4への挑戦
土曜日には5位アーセナルとのアウェイゲームが控えている。アーセナルや好調のマンチェスター・ユナイテッドとは6ポイント差をつけているが、リュディガーはこの試合の重要性を次のように話している。
「(ニューカッスル戦の)勝利は大きかった。アーセナルに少しの勝ち点差をつけて、週末には直接対決だ。ダービーマッチだし、トップ4に残るためにも重要な試合だよ」
「トップ4の座をできる限り早く確定したい。何かが起これば、自分たちにもタイトル獲得の可能性はある。アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドの上に行くためには、自分たちの試合で勝利を積み重ねないとね」