インタビュー

蒼の時代:グスタヴォ・ポイェ

ペドロ、ウィリアンと同じく、ニューカッスル戦でゴールを決めたあのOBが登場。1997年に加入したグスタヴォ・ポイェは、カップウィナーズカップ、FA杯、UEFAスーパーカップを獲得。

早速当時のことを、振り返ってもらおう…

チェルシーとサインしたきっかけは?

チェルシーは新戦力を探していて、サラゴサは3人が契約切れを迎えていた。チェルシーが視察に訪れた試合のうち、3試合に2つはかなりいいプレーをしたんだ。アスレティック・ビルバオ戦と、デポルティーヴォ・ラ・コルーニャ戦だった。そこでオファーがあったんだけど、断る理由はなかったよ。

クラブの第一印象は?

ルート・フリット、ジャンルカ・ヴィアッリ、ロベルト・ディ・マッテオ、ジャンフランコ・ゾラと、ビッグネームが揃っていた。だからこそすぐにでも印象付けようと必死だったね。残念ながらすぐに怪我をしてしまったんだけど、いい環境の変化になった。

スタンフォードブリッジはどうだった?

とにかく運が良かった。自分は、ファンにとって最初の印象がとにかく大切だと思っていて、自分はいい形でスタートを切れたからね。最初のアウェイゲームではバーンズリー相手にゴールを決めて、スタンフォードブリッジでもアーセナル戦でネットを揺らした。ファンの目の前で、いい印象を与えられたと思うんだ。


ホーム&アウェイ、ファンはどうだった?特に覚えている試合は?

すごかったよ。たくさんの思い出がある。例えばホームのヴィチェンツァ戦なんて、一生忘れないよ。アウェイで1-0で負けて、ホームでも1-0の追う展開だった。でもマーク・ヒューズが3点目を決めて、とんでもないことになったんだ。怪我による長期離脱明けだったし、とにかくシビれたね。

アウェイもたくさんの思い出がある。幸運なことにゴールも決められたしね。カップ戦で、相手はオールドハムかどこか、下部リーグだったと思うんだけど、覚えたての歌をファンがずっと歌っててね。‘Who ate all the pies?’って曲だったんだけど、キットマンのアーロン・リンカーンに向かって歌われた歌だったんだ。その時は意味が分からなかったんだけど、後で教えてもらったよ。


試合やキャリアにおいて、影響を大きく受けた監督は?

ルートとは短い付き合いだったけど、あの顔ぶれをまとめた手腕はすごかったね。自分が加入する前も含めて、4年に渡ってタイトルを手にするチームへと育てたんだからね。

ジャンルカとの時間は濃密だった。ジャンルかは自分位プレッシャーをかけるタイプで、チームメイトとしても一緒、監督としても一緒というのは何か変な感じだったね。不思議だった。クラウディオ・ラニエリはまた別だったね。しばらく自分が通訳していたこともあって、ちょっと大変だったかな。
 

思い出の試合は?

2つあるね。まずはウェンブリーでの準決勝、ニューカッスル戦(下ビデオ)。旧ウェンブリーは特別な場所で、試合をするのももちろん、ゴールを決めるのも本当に嬉しかった。あとは自分のキャリアでも唯一の決勝でのゴール、スーパーカップでのレアル・マドリッド戦だね。決勝でゴールして優勝できたんだ。忘れられないよ。


中のいいチームメイトは?今も連絡を取り合う?

連絡を取り合っているのは多いよ。でもルームメイトだったダン・ペトレスクは特に仲が良かったね。とはいえ今は住んでるところも離れているんだ。だからロベルト・ディ・マッテオ、ジャンフランコ・ゾラなんかは近い関係だね。特にロビーは近しいよ。

相手にしたくなかったチームや選手は?

ロイ・キーンとの勝負は本当に楽しかったけど、かなりタフだった。たくさんの選手を相手にしてきたし、危険なタックルも多かったけど、特別なゲームならではだった。特に気を張ることもあるけど、当然だよね。ロイ・キーンとはとにかく激しくやり合ったし、怪我の恐れもあったけど、フェアな選手だった。
 

コミュニティシールドではロイ・キーンが退場になってるね。

あれは良くなかった。幸い自分は上に飛んでたから良かったけど、あれは後ろからの危険なタックルだったよ。蹴り飛ばすような格好だった。


相手サポーターで覚えている雰囲気は?

リーズかな。エランド・ロードにとっては特別な試合なんだ。リーズは昇格と降格を繰り返していたからなかなか相手になることはなかったけど、試合は常に独特の雰囲気があった。特にコーナーを蹴る時なんて、何も聞こえないからね。

チェルシーでのキャリアはどうだった?やり直したいことはある?

そもそも移籍の選択自体が難しいものだった。29歳で、スペインで不自由なく過ごせていた中で、環境を変える選択をしたんだ。でも勝利を重ねることで声援ももらえたし、トロフィーを手にすることで生涯のクラブを得たような感覚になった。

退団についてはみんな何か言いたいことがあるだろうけど、あのタイミングでクラブを去ることが誰にとっても前向きなものだと感じたんだ。自分だけの問題じゃないよ。チーム、クラブ、ラニエリ監督、それぞれにとってプラスだと感じたんだ。グスタヴォ・ポイェはグスタヴォ・ポイェらしくいないとね。辛い決断だったけど、全員が前に進むための選択だった。

 

現在のチェルシーについては?

サッリの考えをあれだけ早くチームが飲み込めたのは大きかったね。まだまだこんなものじゃないよ。これからたくさんの勝利を重ねていくはずだ。監督にとっては新たな環境で選手を指導していくのは大変なことだと思う。

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