エミレーツでのアーセナル戦を控え、マウリツィオ・サッリがジョルジーニョのパフォーマンスについてコメントした。
6日間で2つのロンドンダービーを戦うチェルシー。まずはその第1戦を今夜、そして木曜日にはカラバオ杯準決勝でトッテナムと対戦する。
サッリとともにナポリからチェルシーへとやって来たジョルジーニョは、プレミアリーグここまで欠場わずか1試合とレギュラーに定着。そのパフォーマンスについて、サッリは次のようにコメントしている。
「ジョルジーニョとはこれで4シーズン一緒にやっている。これ以上の成長はなかなか難しい」と話すサッリ。「20試合はかなりいい内容でプレーできる。プレミアリーグでも最もボールタッチの多い選手だろう」
「だがここ2試合は疲れが出ている。ボール捌きも遅れている。だが当然のことだ。60試合もトップレベルでは続けられないよ。難しい時期があるのは当然だ。大きな問題じゃないが、だからこそセスクの代わりは必要だね」
また移籍市場については、クラブのスタンスを尊重しているようだ。
「関わるつもりはない。自分のやるべきことはピッチの上だ。それ以外に気を払うのは問題だね」と話すサッリ。
「よく分かっていると思うが、イングランドでは3日に1回は試合日がやってくる。だから意識の50%も別のことに費やしては、本業が疎かになるね。クラブが自分の意見を理解しているのであれば、それで十分。クラブがちゃんと動いてくれるからこそ、自分は移籍市場に首を突っ込まずに済む。その点は間違いない」
「まずは今のチームをレベルアップさせないと。ハドソン=オドイもアンパドゥも成長している。ダヴィド・ルイスもトップレベルに戻って来た。バークリーもよくなった。チーム全体が良くなっているんだ。移籍市場は動いているが、1人か2人が動く程度だろう。自分の仕事はピッチにある」
またサッリはチームのシステムを変えない姿勢についても言及。
「まだ変化に耐えうる状況じゃない」と話すサッリ。「まずはやるべきことが100%できるようになってからだ。4-3-3でトップレベルのパフォーマンスが出せるようになれば、次を考える。ナポリでの最後のシーズンには、4-2-3-1も試した。だが今はそのタイミングじゃない」
「イングランドでは、トップレベルまで持っていくのが難しいんだ。8月から数えて、1週間で3試合も戦わなくて済むのは今回が初めてだ。つまり4ヶ月でようやくしっかり時間が取れたんだよ」
今シーズン序盤、サッリはシーズン後半になれば勝ち点もより多く積み重ねられると予言。その意見は変わっていないようだ。
「イングランドがどれだけ難しい場所か、ようやく理解した。ナポリでの初シーズンはシーズン前半で勝ち点41、後半でも勝ち点41だった。だが内容は良くなっていった。大きな進歩は難しいだろうが、まだ上は目指せる」