エンゴロ・カンテは6日間で2つのカップ戦を戦う日程について、サウサンプトン戦のドローを悔やむ時間はないとしている。
マウリツィオ・サッリ率いるチェルシーは新年初戦となったサウサンプトン戦、満足いく形で終えるには至らなかった。
エデン・アザールとアルヴァロ・モラタの決定機はアンガス・ガンの好セーブによって次々に阻まれた。
カンテはその一戦について次のようにコメントしている。 「サウサンプトンは徹底した守備を敷いていたから、得点を奪うのは簡単なことではなかったよ。しかし、そのようなゲームでも得点を奪うための方法を見つけ出さなきゃいけない」と話すカンテ。
「サウサンプトンがプレッシャーを掛けてくることは予想していたし、その中でもスペースを見つけてプレーする事が出来たんだから、その点においては続けていくべきだと思うね」と、サッリからのハーフタイムの指示について振り返ったカンテ。「後半にはゴールを決めるチャンスがいくつかあったが、不運なことにゴールを奪うには至らなかったよ」
ガンによるセービングもあったが、70分の場面ではモラタのゴールがオフサイドで取り消される場面も。
「チェルシーはゴールを奪えるチャンスをものにできなかったから少し不運だった」話すカンテ。「多分、得点を決めるべきタイミングはあったろうけど、サウサンプトンとの試合はドローで終わってしまった。だから次のFA杯、カラバオ杯準決勝と巻き返しを図らなくてはいけない。何が出来るかをしっかり証明したい」
アザールは試合を通してゴールを決めるチャンスがいくつかあった。最も惜しかったシーンは前半アントニオ・リュデュガーからのパスを受けゴール前でシュートを放ったがガンによって阻止された場面だろう。
カンテはアザールの素質を理解している一方、この厳しい時期に個人に頼らずチーム全体でステップアップすることが大切だと話した。
「チェルシーのみんなはエデンがとてもファンタスティックな選手だと十分認識しているし、今シーズンに限らずその前のシーズンからチームを助けてくれている」と話すカンテ。
「エデンはいつも違いを生み出せる選手だ。だけど、1人に固執するのではなく、みんながみんなを必要とすることが重要になる。チェルシーは創り出したチャンスをものにできていないね。今、難しい時期に面しているけど攻勢に転じる必要がある」
ハーフタイム前にピッチから退いたウィリアンは怪我が要因であった。加えて、ペドロ、オリヴィエ・ジルーとカラム・ハドソン=オドイも試合に出場することができない。しかし、カンテは怪我人が多い中でも出来るだけ速く巻き返しを図ることに焦点を当てている。
「怪我人を多く抱えているこの時期は難しい時期だね。しかしまだチェルシーは良い位置につけている。これからの数試合、より良いプレーを見せることが必要だ」とカンテは話した。