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トッププレイヤー、監督… そして小説家

チェルシーとニューカッスルの両指揮官はともに小説を出版した経験を持つ。フランク・ランパードとスティーヴ・ブルースの作品とはどのようなものだったのだろうか?

チェルシーでの現役ラストシーズンに絵本『フランキーズ・マジック・フットボール』を執筆したフランク・ランパード。小説家のロアルド・ダールに挑戦するわけではないが、ランパードの絵本は昨年2月に20シリーズ目が出版されるなど子どもたちに人気を博している。

タイトルが示すように、この絵本は少年フランキーが不思議な冒険をするストーリーだ。フランキーは魔法のボールで友達や飼い犬のマックスとともに異世界へ旅立ち、海賊やカウボーイ、恐竜とフットボールのスキルを使って対決する。

「自分の子どもに絵本を読み聞かせている時に、ストーリーを思いついたんだよ」ランパードは話す。「スポーツと読書は家族にとって重要な2つだから、自分でフットボールや冒険のストーリーを書いてみたいと思ったんだ」

一方、ブルースが執筆した小説は家族向けのものではないようだ。この小説はフットボールの監督であるスティーヴ・バーンズ - ブルース自身をモチーフにした人物と思われる - が自身の空き時間に殺人、テロ、スパイ行為、戦争犯罪からの逃亡を実行するストーリーだ。

しかしブルースは自身のフットボールキャリアとは異なったストーリーも書いている。例えば主人公バーンズは「マルチェスター・ユナイテッド」でヨーロッパ杯を制覇したことを誇りに思っている。さらに、ストーリーの中では「エンプランド」が「ガトマニー」を倒してW杯制覇する描写も。

残念ながら、ブルースの小説は大ヒットとはならなかったようだ。ブルース自身も「あれは随分昔の話だし、小説自体も質の良いものではなかっただろうね。正直なところ、笑いの種になったようなものだ。今でもどこかで売っているだろうけど、99ペンスも払えば買うことができるだろう」

しかし、売値は予想外にも高い。フットボールファンからの支持を集めたこの小説には400ポンドもの値がつけられることも。

北アイルランド出身のジャーナリスト、シーマス・オレイリーは小説に登場するストライカーを「間欠泉のようだ」と評している。

小説の中では直接ストーリーと関係の薄いシーンに言及されることも。 ”イギリス人の家は家主にとって城と同じだ。それは他の国家でも同様だね” ”トラックスーツとスニーカーを履くことにした。いつもそういった判断をするんだ” といった文章を見たオライリーは「小説の全文を2本の人差し指で打ち込んでいるんだろう。歯を食いしばって書いているんだろうね」と評価。

ブルースは1999年に4ヶ月ごとの期間で3本の小説を執筆。チェルシーはニューカッスルの監督に就任してから間もないブルースに土をつけることができるだろうか。

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