ヒストリー

スカンディナヴィアでのチェルシー

2ヶ月の中断期間を経て、ヨーロッパリーグが帰ってきた。ラウンド32でマルメと対戦するブルーズはスウェーデンへ遠征する。

スカンディナヴィアではこれまで数多くの歴史が作られてきた。

ブルーズがスカンディナヴィアを初めて訪れたのは1958年。インターシティフェアズ杯でのフレム・コペンハーゲン戦だ。

チェルシーはこの大会にロンドン選抜として参戦。

20,000人の観客が見守る中、マイク・ハリソンのゴールでチェルシーが先制。直後に同点弾を許すも、その後ジミー・グリーヴス、トニー・ニコラスのゴールで勝ち越している。

スタンフォードブリッジではゴリーヴスが再びネットを揺らすなどチェルシーが4-1と勝利。しかし次のラウンドではヴィル・ド・ベルグラードに敗れ敗退している。

チェルシーが次にスカンディナヴィアを訪れたのは13年後のカップウィナーズ杯。1971/72シーズンのことだ。

前年にレアル・マドリッドを再試合の末破り同大会を制覇したブルーズはジュネス・ハウカレイジに2戦合計21-0での勝利でスタート。しかしスカンディナヴィアではスウェーデンのアトヴィダベルグに敗れ、大会から姿を消している。

雪の中の一戦

スカンディナヴィア勢との対戦で思い出されるのは1997/98シーズンのカップウィナーズ杯2回戦1st leg、ノルウェーのトロムソとの試合だろう。

雪に覆われたピッチで苦戦したのはルート・フリット率いるチェルシー。前半20分で2-0とリードを許してしまう。

終盤にジャンルカ・ヴィアッリが1点を返すも、直後に相手に追加点を決められ、再び点差は2点に。しかしヴィアッリがまたも1点を返し、ブルーズは1点をビハインドを背負って2nd legを迎える。

試合後、フリットは次のようにコメント:「緑のピッチの上でフットボールをしたいものだが、今日は真っ白だった。ラインが見えない状態だったから試合を止めるべきだった。あれではフットボールと言えないよ」

ロンドンでの2nd legは雪も降らずにチェルシーが攻勢。ヴィアッリがハットトリックを達成するなどブルーズが7-1と大勝した。


- 試合を振り返るポッドキャストはこちら(英語のみ)
 

マーク・ヒューズ率いるチェルシーはその後もレアル・ベティス、ヴィチェンツァを下し、カップウィナーズ杯決勝進出を決めた。

決勝の相手はヨアヒム・レーヴ率いるシュトゥットガルト。舞台はやはりスカンディナヴィア、ストックホルムのラスンダ・スタジアムだった。

試合は途中出場のジャンフランコ・ゾラがこの日2回目のタッチでネットを揺らし、チェルシーが勝利。FA杯、リーグ杯に続きカップウィナーズ杯でもトロフィーを手にすることとなった。

3連続の対戦

翌シーズン、ブルーズはスカンディナヴィアのスウェーデン、デンマーク、ノルウェーのチームと対戦。

スウェーデンのヘルシングボルグ戦では1st legにフランク・ルブーフのゴールで勝利したブルーズ。次のラウンドではコペンハーゲンと対戦すると、1st legではマルセル・デサイーのゴールで1-1のドロー、2nd legではブライアン・ラウドルップの決勝点で勝利。ラウドルップはこれがチェルシー唯一の得点となった。

準々決勝ではノルウェー勢のヴァレレンガと対戦。1st legはブルーズがセレスティン・ババヤロ、デニス・ワイズ、ゾラのゴールで3-0と勝利している。

2nd legでは5点を決めたブルーズが圧倒し、準決勝進出。しかしマジョルカとの準決勝では1st legを1-1で終えると、2nd legはアウェイで0-1と敗れ大会を後に。

2007/08シーズンにはチャンピオンズリーグでノルウェーのローゼンベルグと対戦。

ホームで前半を1点のビハインドで終えたチェルシーを救ったのはアンドリュー・シェフチェンコ。しかしこの試合がジョゼ・モウリーニョ監督にとって最後の試合となることに。アウェイではディディエ・ドログバが2ゴールを決めるなど、チェルシーが4-0と勝利。アヴラム・グラント率いるチェルシーはその後決勝まで駒を進めるも、PK戦の末マンチェスター・ユナイテッドに敗れている。

2010/11シーズンにはチャンピオンズリーグでコペンハーゲンと対戦。ニコラ・アネルカの2ゴールで2戦合計2-0と勝利したチェルシーだが、準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドを前に姿を消した。

最後にスカンディナヴィアを訪れたのは2012/13シーズン。チャンピオンズリーグではユヴェントス、シャフタール、ノアシェランと同じグループに分けられた。

スタンフォードブリッジでユヴェントスと2-2で引き分けたチェルシーはノアシェランとのアウェイゲームへ。この試合ではファン・マタ、ダヴィド・ルイスのゴールなどでチェルシーが勝利を手にしている。

グループステージ最終節ではコペンハーゲンをスタンフォードブリッジに迎えたチェルシー。この試合では6-1と大勝したチェルシーだったが、ユヴェントスとシャフタールにアウェイで敗れたことでノックアウトステージ進出ならず。ヨーロッパリーグに回ると同大会決勝ではブラニスラヴ・イヴァノヴィッチの決勝点でベンフィカを下し、頂点に輝いている。

スカンディナヴィアではポジティブな記憶の多いチェルシー。今夜のマルメ戦でも同様の試合を期待したい。

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