インタビュー

ケパがパス技術、イングランドフットボールに言及

ケパがチェルシーへ加入して以降、チームや生活環境への適応、どのようにして技術を身につけてきたかを語った…

フットボールは成長を止めない。この言葉に共感する人も多いだろう。これまでの人生で100試合、1,000あるいは10,000試合を見てきたとしても、人々は飽きることなく、フットボールに感激したり、激昂したりするはずだ。

1992年にある出来事が起きる。FIFAは当時の欧州選手権やW杯を受け、ある守備戦術に関するルール変更を行った。それは、キーパーへのバックパスをキャッチすることを禁止し、一旦ボールを落とすともう1度キャッチすることはできない、というルールである。このルールがよりキーパーに足元の技術を求めるきっかけになったのだ。

30年近くが経ち、今ではGKも他のフィールドプレーヤーと同じようにボールを扱う技術を期待されている。GKがゴール前に構えて守っているのではなく、素早く動き、正確なパスを通し、攻撃のスタートとなるプレーを行うのである。

これまでの18ヶ月間、チェルシーのケパ・アリサバラガよりも優れたパス能力を見せたGKは少ないだろう。2018年夏の加入以来、ケパはプレミアリーグのGKにおいて、30ヤード以下のパス成功数で最多の数字を残している。ケパの能力は、パス成功率99%というデータを見れば一目瞭然だ。

「足元には自信があるし、プレーしていて楽しいね」ケパはそのボールを扱う技術が天性のものだったのか、あるいは努力して手に入れたものなのかという質問に対し、チェルシー公式サイトで答えた。

「自分が上手くなりたいと思った時に、スペイン代表のプレーを見た。小さいときは見たものを真似しようとするからね。自分にとっての手本がスペイン代表で、それを若いうちから行ってたんだ」

「ビルバオのアカデミーでは、ボールを扱う技術を求められた。ファーストチームでは、監督によって求められることは変わったね。2人の強靭なストライカーがいたから、ロングボールを蹴ることが多くなったよ」

「でも、スペイン代表や、世代別の代表では足元の技術を発揮することが求められた。自分としては、どんなときも足元のプレーには自信があったけど、毎年良くなっている気がするよ」

「もちろんチームメイトやGKコーチと練習するだろうけど、全体練習の後にパスをしたり、試合を想定して練習するんだ。より上手くなるためにね」

マウリツィオ・サッリや現在のランパードが求めるパス能力にも素早く適応し(昨シーズンのショートパス成功率は1位)、ケパは新たな国、新たなリーグにも18ヶ月で順応した。

ロンドンとビルバオという街の大きさや交通量の違いなど、ピッチ外では「大きな変化」があると話したケパ。その一方で、ロンドンでの生活は幸せで快適だともコメント。

イングランドのフットボールの中で、厳しい環境にも素早く適応した25歳のケパ。自身にとっても、これは大きな挑戦だったようだ。

「ラ・リーガでプレーするのとはまた違うね」ケパは説明する。「選手、GKも含めて審判に守られるということは少ない。審判はあまりファウルをとらないから、よりたくましくプレーする必要がある。状況に応じて学ぶことが大事だね」

「イングランドのフットボールは非常にスピードが速いということも理解しないとね。少ないタッチ数でプレーしないといけない。ボールが遠くにあったとしても、相手は2回のタッチでボックスに入ってくる。だから90分間常に準備し続けるんだ」

「たくさんのゴールやスピーディーな試合は見てて面白い。順応するには時間がかかるけど、そうプレーできたら楽しいね」

「スタジアムの空気、サポーター含めてイングランドのフットボールがとても好きなんだ」と述べるケパ。「選手としてこの雰囲気でやれるのは嬉しい。ここは最高だし、プレーできて幸せだね」

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