今年は閏年であるが、アカデミーで有望な若手がトップチームへと昇格すると楽しみで仕方ないファンも多いだろう。
このシリーズ第一弾でスポットライトを当てるのはタミー・エイブラハム。エイブラハムはここまでアカデミー、ローン先でゴールを多数決めている。
アカデミー
タミー・エイブラハムは2004年にチェルシーのU8に加入。ユースでは得点を量産し、12年アカデミーに在籍した。2015年、2016年にはFAユース杯、UEFAユースリーグを制覇したがエイブラハムはこの2年間で67ゴールを決めている。
経験を積む
2015/16シーズン、チェルシーでは2試合に途中出場を果たし、その後ブリストル・シティへとローン移籍。ブリストルでもその持ち前の得点嗅覚で23ゴールを決めると、チームの年間最優秀選手賞、年間最優秀若手選手賞、得点王を獲得した。
スウォンジーでは8ゴールに終わったものの、翌年にはアストンヴィラで26ゴールを奪いPFAの年間ベストイレブンに選出された。またチームもプレーオフで見事に昇格。
チェルシーで躍動
昨年の夏にチェルシーへと復帰すると新監督のフランク・ランパードの下9番のユニフォームを背負い得点を量産。3-2で勝利したノリッチ戦ではチェルシー初ゴールを決めると、5-2で勝利した9月のウルヴズ戦ではハットトリックも達成した。
今シーズンはここまでで15ゴールを奪っているが、プレミアリーグでも得点を量産できることを見事に証明した。またこの活躍が認められ、ユーロ2020予選のチェコ戦で代表初招集を受けた。
これから
ストライカーとしてレギュラーに定着したエイブラハムはユーロ2020での出場を狙う。22歳ではあるがこれからもブルーズで活躍してくれることだろう。