マッチプレビュー

恩師との対戦を心待ちにするフランク・ランパード

フランク・ランパードは、再び現役時代に指導を仰いだ元指揮官との対戦を迎える。

今シーズンはすでにジョゼ・モウリーニョと対戦しているランパード監督。そして今節迎え撃つは、こちらも共にプレミアリーグ優勝を経験したカルロ・アンチェロッティだ。

しかしながら前節退場処分を受けたアンチェロッティが、スタンフォードブリッジのダグアウトに腰を下ろすかどうかは不明。VAR判定に不服を申し立て退場となったが、罰金のみでベンチ入り禁止処分は無いというのがおおよその見込みだ。

「あれでレッドカードはおかしいよね?」とアンチェロッティへの処分について話すランパード。「レッドカードが出てきて驚いたよ。今では(監督として)理解できる感情だし、ああなるのは分かる」

「罰金は受け入れたわけだし、タッチラインに立ってほしいね。また会いたいし、対戦したいよ」
 

アンチェロッティを語る上でその激しい気性は時に話題になるが、ランパードはチェルシーで共にした2009年から2011年で、別の側面を感じ取ったようだ。

「カルロは素晴らしい指導者だよ」と話すランパード。「個人としては選手との関係性を築き、ベストを引き出そうとしてくれた。戦術面でも優れていたし、冷静で、熱くなりすぎず、冷めすぎることもなく、一緒にいて楽しい監督だったね」

「初年度からダブル達成でいい雰囲気が作れた。あれから連絡は取り合っているし、とにかく尊敬しているよ」

2009/10シーズンにプレミアリーグとFA杯のダブル達成を果たしたアンチェロッティ政権だったが、続くシーズンは無冠。リーグ2位で終えながら退任となったものの、ランパードはトップレベルのフットボールではあり得ることだと飲み込んでいる。それでも初年度は当時のリーグ最高記録となった103ゴールで今も続くクラブ記録を樹立。ランパード自身も22ゴールを記録する大躍進の1年となった。

「とにかくゴール量産だったね」と振り返るランパード。

「流動的で、フォーメーションも様々だった。ダイアモンド型から4-3-3に移行したり、選手に応じて手を加えていた」

「今は監督としても理解できることだし、時間はかかるけど選手には一定の自由があった。特に攻撃面でね。チェルシーに来る前にチャンピオンズリーグを制していた監督だったからね。戦術的にもかなり長けていた。あらゆる面でトップクラスの監督だったよ」

「監督として、一定のテンションを保っていることもすごいね。ブレを抑えることは大切だ。当時のチームには影響があったね」

「それに適切なアドバイスもあった。勢いに乗っている時は後押ししてくれたし、落ち込んでいる時は勇気づけてくれた。ああやって接してくれたことで、楽しんでプレーできたね」

またランパードは、アンチェロッティがスタンフォードブリッジで暖かく迎え入れられることを予想している。

「カルロはファンから尊敬されていると思うよ」

「ジェントルマンで、素晴らしい監督だ。個人的にも一緒で良かったし、暖かく迎えてもらえると思う」
 

2009/10シーズンのダブル達成の模様はThe 5th Standアプリから。

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