インタビュー

バースデイ特集:フェルナンド・トーレスが振り返るアムステルダムの思い出、チェルシーデビューの日

36歳の誕生日を迎えたフェルナンド・トーレスを祝し、10月にお届けしたインタビューを今一度、振り返ろう…

8月に18年間の現役生活から引退したフェルナンド・トーレス。クラブや代表で数々のタイトルを手にしたトーレスは、アムステルダムの地でチェルシーをヨーロッパリーグ初制覇へ導いている。

2012/13シーズンはクラブ史上最多となる8大会、69試合を戦ったチェルシー。ディフェンディングチャンピオンとして臨んだチャンピオンズリーグはグループステージ敗退に終わったものの、グループ3位のチェルシーはヨーロッパリーグを戦うこととなった。同大会ではスパルタ・プラハ、ステアウア・ブカレスト、ルビン・カザン、バーゼルを次々と下し、アムステルダムで行われた決勝戦へと駒を進める。試合の会場は今夜の対戦相手、アヤックスの本拠地だった。

ヨーロッパリーグのノックアウトステージで本領を発揮したトーレスは5ゴールを記録。当時の記憶は未だ鮮明に残っているようだ。

「シーズン序盤は非常に難しかった。チャンピオンズリーグ王者として連覇を狙った大会で、グループステージを突破することができなかったんだからね」トーレスはチェルシー公式Webサイトのインタビューに答えた。

「上手くいかない時期があったけど、シーズンの中で立て直した。シーズン中盤からはパフォーマンスも本当に良くなったよ」

「ヨーロッパリーグでは優勝を狙った。チャンピオンズリーグで敗退したチームの中には、ヨーロッパリーグを軽視するところもあるかもしれない。でも自分たちは違ったんだ。優勝するために試合に臨んだよ」

「大会で勝ち上がって、決勝の相手はベンフィカだった。シーズンを通して良いパフォーマンスをしていた相手だよ」

「自分たちは勝利に値したと思う。特に前半はベンフィカが良かったけど、後半は自分たちが試合をコントロールして、チャンスを作った。PKは少しアンラッキーだったね。皆が延長戦を考えていたけど、イヴァノヴィッチがすごいヘディングを決めてくれた。本当に良いゴールだったし、シーズンを通して活躍したイヴァノヴィッチはそれに値したね。自分たちは決勝戦でベストなチームだった。大会を通してもベストだったと思うよ」

「チェルシーファンのためにも、本当に嬉しかった。チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグのトロフィーを同時に持つことができたんだからね」

セサル・アスピリクエタがPKを献上したものの、ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチが決勝ゴールを決めたこの試合。トーレスはチェルシーに待望の先制ゴールをもたらしていた。

「不思議な状況だったね!」トーレスは笑う。

「ファン・マタがボールに触っていたのか、未だにわからないよ!ペトル・チェフがボールを高く投げて、マタが触ったかと思ったら、自分のところまでボールが来たんだ。相手のディフェンダーはルイゾンだけだったよ。相手ゴールに向かう時間もスペースもあった。ベストな形でボールをもらえたね」

「ドリブルでルイゾンをかわしたら、GKが向かってくるのが見えた。まだドリブルするスペースがあったのが見えたよ。GKがついてきていたから、シュートを打つ前に1秒待った。そしたらゴールまでのシュートコースが見えたんだ。それでゴールを決めたんだよ。チームの先制点だったから、重要なゴールだったね」

「ファンのリアクションを見れば、どれだけのゴールだったかがわかるよ」ゴール裏で喜びを爆発させたチェルシーファンを思い出したトーレス。

「たまに、ファンの皆が自分が思うよりも自分のゴールを期待していると感じることがあった。自分が重要なゴールを決めたときはいつでも、彼らが喜んでくれた。チェルシーがゴールを決めたというより、自分がゴールを決めたことを喜んでくれていたように思う。チェルシーのファンにはいつまでも感謝しているよ」

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