ヒストリー

2004/05:シーズン最初の失点

2004/05シーズン、初失点について振り返っていこう...

「生後7週間の赤ちゃんと7歳との男の子が争っても無駄だ。シーズンでいいスタートを切ったが、これからもっと良くなる」
スティーヴ・クラーク

クリーンシートで開幕3連勝を飾ったあと、疑念が生まれる。80年代からチェルシーを応援している人はチームの浮き沈みをこれまでに見てきた。これ以降思いがけないアクシデントをチームが襲う。

サウサンプトン戦ではなんと開始12秒でサウサンプトンが先制。

ジェームズ・ビーティーが敵陣からボールを運び、ジョー・コールの隙をつきハーフボレーでゴール。ブルーズサポーターにとってペトル・チェフのゴールが破られるということは大きなことを意味していた。

クラウディオ・ラニエリ政権下でも度々やられていたが、再びビーティーがネットを揺らした。プレミアリーグでの最速ゴールを決めたのはレドリー・キングだが、ジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーが初めてビハインドの状況となった。

これで勢いを増したブルーズは多くのチャンスを作るがその中でもGKの見事なセーブ、グレアム・ル・ソーのライン上でのクリアなど同点にはさせなかったサウサンプトン。

しかし再びビーティーがゴール。今度はオウンゴールを決めチェルシーが幸運な形で同点に追いついた。

そしてハーフタイム突入直前にクラウス・ルンデクヴァンがエリア内でハンド。フランク・ランパードのコーナーからディディエ・ドログバのプレッシャーを受けたルンデクヴァンが手を使ってしまうと、主審はそのままペナルティースポットを指差した。

目の辺りに2針を縫う怪我をしていたランパードだったが、しっかりとこの獲得したPKを沈めた。滑りながらも蹴り込んだランパードはこれがチェルシーで決めた49回目のPKであった(57回中)。

ビーティーはこのPKに対しゴールに入る前にランパードが2度蹴ったとして主審に抗議。これはただの負け惜しみのようではなかった。

その後のマッチデイ・プログラムのQ&Aコーナーで月間でも最もクリエイティブな瞬間はいつだったかと尋ねられ、「サウサンプトン戦のPKだね。2度ボールを触ったんだけれど、速すぎて主審が見れていなかったと思う」とランパードは話した。

後半はブルーズがボールを支配しサウサンプトンがゴールを決めることができず、結局このPKがこの試合の最後のゴールとなった。これで開幕4連勝を飾ったチェルシー 。トップリーグでも最高と言えるスタートを切った。

「4試合で勝ち点12を獲得することができた。最高だね」とアシスタントコーチのスティーヴ・クラークは話した。クラークはブルーズでの選手時代この時よりも低調なシーズンを過ごした。「勝利し続けているときはチャンスを逃すことはそれほど憂慮することではない。負けていれば心配にはなるだろうがね」

「生後7週間の赤ちゃんと7歳との男の子が争っても無駄だ。シーズンでいいスタートを切ったが、これからもっと良くなる」

おそらくこのサウサンプトン戦を表すのに1番の方法は当時暫定監督を務めたスティーヴ・ウィグリーの言葉を引用して紹介することだろう。「毎週チェルシーとは戦いたくない。シーズンの最後には優勝争いをしているはずだ」

チェルシーからその他