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ペトル・チェフとロン・ハリスが弔辞

ピーター・ボネッティ逝去の報に触れ、ペトル・チェフとロン・ハリスがコメントした。

チェルシーの歴史において、ボネッティよりもクリーンシートが多い唯一のゴールキーパーがチェフ。対するハリスは、ボネッティよりも歴代出場数を上回る唯一の選手だ。両名ともに、"ザ・キャット"に対し次のようにコメントしている。

「チェルシーフットボール全体が深い苦しみに包まれている」と話すチェフ。「遺族、そして彼を知るあらゆる人々に対しお悔やみを申し上げる。ピッチ内外を問わず、とにかく素晴らしい、真のレジェンドだった」

ボネッティはチェフの44年前にデビューを飾り、20年に渡ってゴールを守って729試合に出場。時を同じくして最終ラインに立っていたのがハリスだった。

「ピーターの現役時代とこれまでを知るサポーターなら、これは決して他のゴールキーパーを軽んじるわけではないが、ピーターこそが最高だったと言うだろう」

「チェルシーで700試合以上に出場した事実が全てを物語っている。あれほどのチームメイトは得難いし、決して大柄ではないのにあれだけクロスに飛び出してセーブするキーパーは今じゃ見られない。パンチングや弾き出すことはあるだろうが、ピーターの場合はしっかりキャッチしていた」

「化物級の体力だった。練習で週に1度、クロスカントリーを走ることがあったんだが、易々と優勝したんだよ!短距離も長距離もお手の物だった。あんな運動神経の高いゴールキーパーは稀だよ」

「中でも1970年のFA杯決勝再試合は見事だった。20分の場面で怪我をしながらもプレーを続けたんだ。客観的にはなれないかもしれないけど、史上最高のゴールキーパーだったね」

ボネッティがチェルシーで最後の試合を戦ってから30年経っても、度々スタンフォードブリッジを訪れる姿が目撃されていた。

「ピーターについて思い出深いのは、クラブのレジェンドだったことはもちろんだが、とにかくあの紳士的で素晴らしい人柄だよ」と振り返るチェフ。「チェルシーに来たとき、光栄にもお目にかかる機会があってね。あまりに親近感があって、10年来の知り合いのように感じたんだ」

「当時はクラブ歴代最多のクリーンシートに、出場数も歴代2位。これほどのレジェンドにも関わらず、とにかく控えめで人懐っこかった」

「闘病生活に入ったこともあってスタンフォードブリッジで見る機会は減ったけど、最後に会った時も元気な姿だったのを覚えている。フットボール命って感じだった」

2014年序盤、チェフはついにボネッティの持つクリーンシートの記録を更新する。チェフは記録更新に先駆け、次のように言われていたそうだ。

「実は記録を破るもっと前に、いずれ更新するのは君になるだろうって言われていたんだ」と振り返るチェフ。「実際更新した際には激励のメッセージを送ってくれた。素敵なことだよ」

「長身ではないのに、その能力で全てをカバーしていた。あの俊敏性に運動神経、"ザ・キャット"と呼ばれるわけだよ」

「世界王者だってことも忘れてはいけない。本人も大声じゃ言わないけど、1966年のあの代表チームの1人だったんだ。チェルシーでの功績も含め、みんなから愛されていた」

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