アントニオ・リュディガーが故郷ベルリンの看護師たちに、最低向こう3ヶ月分のケータリングを負担すると発表した。
ベルリン・シャリテー病院と協議を進め、新型コロナウイルス感染拡大に対し故郷への貢献を探っていたリュディガー。1993年に自身が産まれた病院に対し、看護師への支援が定まったようだ。
「ベルリン・シャリテー側とはイースターの前から話をしていた。自分にどんなことができるかとね」と話すリュディガー。
「病院側は看護師へのケータリングに困っているとのことだったから、少なくとも3ヶ月はケータリングが提供できるようにすることにしたんだ」
「幼少時代の思い出が詰まったベルリンには感謝しているんだ。だから何かお返しがしたくて、これが終息への一助になればいい」
移民問題にも取り組むリュディガーは、生まれ育った環境の影響を語っている。
「特に移民の多い環境で育った」と話すリュディガー。「いろんな人がいて、ドイツ人じゃない人が多かったね。こういう場所だと、それぞれの考え方や文化があるから難しんだ。でもおかげでオープンな人間になれた」
「そんな中で、スポーツは人と人とを繋ぐことができる。自分にとってフットボールはそういう存在だった。近所の小さなフットボール場で、ボールを蹴り始めたんだ。子供たちが集まって大会をしたり、いろんなスキルを見せ合ったりしていた」
今月頭には、NHS関連のチャリティに加わるプレミアリーグの活動にも参加したリュディガー。
チェルシーフットボールも、ミレニアム・ホテルの提供や、NHSスタッフへの食糧提供、国内移民問題支援などに取り組んでいる。