インタビュー

特別インタビューでデビュー戦の感情、信頼してくれた監督への感謝を述べたギルモア

ビリー・ギルモアは特別インタビューでトップチームデビューーを果たした際の複雑な心境、ランパードからの信頼についてコメント。またチェルシーで素晴らしいパフォーマンスを見せたギルモアは、ローン移籍を果たさなかった理由についても明かしている…

18歳のギルモアは昨年8月にプレミアデビューを果たした後のドレッシングルームで複雑な感情を抱いていたようだ。チームはエイブラハムの2ゴールで2-1とリードしており、残り6分から途中出場を果たしたギルモア。

スタンフォードブリッジでランパード体制初勝利を狙ったチェルシーだったが、試合終盤に失点を許して勝点1を分け合う結果に終わった。

プレッシャーが強くなり中盤が支配されている状況の中、ギルモアを投入したランパード。プレミア順応への難しさも含め、疑問視されていた選手の投入だったが、これはランパードの若手プレーヤーに対する信頼の表れだろう。

ランパードはその後、あの重要な局面で経験の少ない若手選手を起用したことについて多方面から疑いの声が挙げられたことを認めた。

「ギルモアが初出場したシェフィールド戦は引き分けに終わり、人々は15歳にも見える彼について質問してきた」とランパードは回想する。「誰かが自分に向かってその質問してきたのを覚えているよ」

残り数分でクルト・ズマのオウンゴールにより勝ち点2を失ったチェルシー。デビューを果たした喜びより、その結果を誰よりも悔やんでいたギルモアだが、その日の夜に監督から送られた言葉が彼を後押ししたようだ。

「試合が終わると歩いてドレッシングルームに戻った。激怒していたのを覚えているよ」と述べたギルモア。「試合結果を受けて自分自身に失望していたんだ」

「その後監督からこのようなメッセージが送られてきた。『この瞬間を忘れないでほしい。チームとしてうまく行っていない時、練習の成果を発揮するんだ。良い面も悪い面も一緒に向き合う必要がある』」

「難しい試合だったよ。シェフィールドは手強い相手だった。デビューできたことはもちろん嬉しかったけど、失望の方がずっと大きかったね。この試合には家族が見に来て頑張れと言ってくれた。試合後には写真を撮りたがっていたんだけど、気分がイマイチで上手く笑うことはできなかったよ!」

とはいえ、彼の体格の小ささがパフォーマンスに影響することはなかった。170cmと小柄プレーヤーだが、ハードワークを怠らず人よりも速く考えてプレーすることでその体格差を補っている。その上、ギルモアは10代の頃から自分よりも大きく強い相手と対戦してきたのだった。

「何年にもわたってチェルシーアカデミーの頃からジョディ・モリスやジョー・エドワーズにより大きな相手と戦う時のことを話していた」とギルモアは説明した。

「一歩前に出て相手よりも先にボールをさわる。テクニックには自信があったからフィジカル要素に向き合う必要があったんだ。自分が誰よりも大きくて強い選手にはなれないから、常に頭を働かせてスペースを見つけ、次のプレーや良いパスを考えなくてはならなかった」

「最高の選手たちと毎日練習できるのは素晴らしいね。競争は激しいし、プレミアリーグでは大柄な選手相手にも戦わなくてはならない」

7月のダブリンで行われたプレシーズンでトップチームに帯同したギルモア。その後プレミアリーグ2を無敗で首位を走る育成チームで多くの試合に出場しながらトップチームの練習にも定期的に参加していた。

ギルモアはこの2つのチームの行き来が自身が成長するための理想であり、夏も1月にもローン移籍しなかったことを正当化している。

「今シーズン1番の出来事の1つはトップチームでトレーニング出来たことさ。自分の基準を高く持ち、毎日一生懸命取り組むことが必要なんだ」とギルモアはコメント。「そして自分と同じ年代の育成チームでプレーしてもその基準を保ち、試合に臨んでいる。無敗で首位という結果はうまく行っているね」

「プレシーズンでは良いアピールを出来たと思ったけど、シーズンが始まる時にはローン移籍をするつもりだった。そしたら監督とジョディは自分にチームに残ってU23とトップチームでトレーニングを積むことがベストだと話してきたんだ。それを聞いて嬉しかったよ。トップチームで練習する機会や自分の力をアピールするチャンスが増えるからね」

「クリスマス頃にシーズンの残り期間はローン移籍しようと思ったけど、また残るように言われてトップチームに移った。そこから試合に多く関わるようになったね。良いプレーも発揮できて上手くいったと思う。信頼してくれた人たちには感謝しかないよ」

フットボールの中断はスコットランドU21代表のギルモアにとってはまさに不運なものだった。トップチームで初の2試合連続でスタメン出場を果たすとその2試合でMOMを受賞。エヴァートン、リヴァプールというマージーサイドの2クラブに対する勝利に貢献し、ギルモアの冷静さや存在感は広く称賛された。

「中断は残念だったけど、安全が1番だしそれが最善の方法だった」と述べたギルモア。「再開することができれば、またプレーして失った時を取り戻したいね」

「リヴァプール戦はスタメン出場ということに興奮していた。一生懸命トレーニングを積んできたのはそのためだったからね。それから数日後のエヴァートン戦では良い感触があったし上手くプレーできていた。FA杯とプレミアリーグという異なる2試合だったけど、楽しかったしチームが勝利できてよかったよ」

フットボールは気まぐれなスポーツであると考えるギルモア。彼は称賛を受ける現在と疑念の声が挙げられていた8月のことを同じように覚えている。またシェフィールド戦後のランパードの言葉を覚えており、良いことも悪いことも同じように向き合い続けてきた。

「評論家や元選手たちが自分を評価してくれるのは素晴らしいことだ。でも同時に、フットボールはジェットコースターのようなものであることを忘れてはならない」とギルモアは言う。

「上手くプレーすることができても、悪い試合をしてしまうこともある。ただ自分の取り組みをやり続け足元を見て集中することが大切なんだ」

フットボール中断前には誰もが話題にしていたギルモア。彼はそのパフォーマンスを継続していく決意だ。


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