分析

今シーズンここまで: クリスティアン・プリシッチ

今シーズンここまでの個人の活躍を振り返る第2弾。今回は昨夏にチェルシーへ加入したあの選手について…

新型コロナウイルスの影響でフットボールが中断されてから約2ヶ月が経過。中断前までに活躍した選手を詳しく振り返っていく。今回はバーンリー戦で素晴らしい活躍を見せたあの選手だ…

クリスティアン・プリシッチ: 23試合出場 (途中出場5試合)、 6ゴール、5アシスト

「プリシッチがどれだけ良い選手かは知っている。毎日見ているからね。まだ21歳になったばかりで、他の若手選手と同様に練習して向上させなければならない点も明らかにある。でも彼はそのことを理解しているし、トレーニングを見ていてもわかるよ。相手の脅威となり、フィニッシュ面での違いが求められる攻撃的な選手には必要なことさ」

これはプレミアリーグでクリスティアン・プリシッチが活躍した試合後にランパードが述べた言葉である。

約3ヶ月前、すでに母国アメリカのトップスターであり、ドルトムントでの地位を築いていたプリシッチ(移籍禁止前に契約済み)がレンタルバックした若手選手と共に目玉の補強として加入。彼らはランパード率いるチームにフレッシュさをもたらした。

チェルシーデビュー

チームは敗戦したものの、マンチェスターUとのプレミア開幕戦ではベンチから途中出場でデビューを飾る。初先発は数日後にイスタンブールで行われたUEFAスーパー杯リヴァプール戦。試合はPK戦の末に敗れたが、プリシッチはジルーの先制点をアシスト。惜しくもオフサイドとなったがゴールに迫るシーンもあった。

その後、今シーズン初勝利を挙げたノリッジ戦を含めて3試合に先発出場。

しかし、ホームで行われたシェフィールド戦に2点差を追いつかれて勝点3を逃す。代表ウィークを挟み9月中旬のウォルバーハンプトン戦ではスタメン変更。これで勢いを増したチェルシーは立て続けに4点を奪い、5-2と勝利した。

プレミアリーグではベンチスタートが続いたが、代表ウィーク明けの10月には1-0で連勝したニューカッスル戦、アヤックス戦で途中出場からインパクトを残したプリシッチ。

チェルシー初ゴール

次のバーンリー戦では2ヶ月ぶりのスタメン出場に。プリシッチはチェルシーでの初ゴールを記録しただけでなくパーフェクト・ハットトリックを達成し、素晴らしい成績を収める。結果で自身の価値を証明してみせた。

ハットトリックヒーロー

「プリシッチの活躍には本当に嬉しい限りだ」ランパードは敵地ターフ・ムーアで勝利した後に述べた。「クリスティアンについては、彼が自国のスターであり、アメリカ代表のキャプテンであるという期待からよく話題に上がっている」

「彼の背景やプレッシャーの大きさは理解している。夏には代表でずっとプレーしていて、1週間ほどしか休暇がなかったことも知っていたんだ」

「プリシッチには時間を与えてきた。すでに何試合かプレーしてきたが、ポジション争いもある。試合に出場したときには全員に良いパフォーマンスが求められるし、クリスティアンは最近サブからチームに貢献してきた。今日のスタメンを勝ち取るに値したし、勝利をもたらす素晴らしいプレーだったよ」

その後もスタメンをキープ。好調を維持するプリシッチはワトフォード戦、クリスタル・パレス戦でゴールを奪い、チームの勝利に貢献した。11月下旬のチャンピオンズリーグ、ヴァレンシアとのアウェイゲームではCL初ゴールを奪い、チームに重要な勝点1をもたらす。最終的にチェルシーはグループステージ突破を決めた。

怪我でエイブラハムを欠く中、次のウェストハム戦では敗戦したものの、一時的にセンターフォワードとして起用されたプリシッチ。12月の中旬までに全公式戦12試合連続でスタメン出場を果たし、チームの中でも重要な選手となっていった。これまでに記録した5アシストを上回るのはウィリアンのみ。

怪我で離脱

2020年初めにプリシッチが負った腱の損傷は当初よりも復帰に時間がかかっているようだった。ロックダウン前、最後の出場となったのは元日のブライトン戦だが、4月にウェブサイトで完全回復を報告している。

「練習中に奇妙な怪我を負い、それに悩まされてきた。でも今は良い感じだし、トレーニングを積んでピッチに戻るのが楽しみだよ」

プリシッチにとっては10月、11月に見せたパフォーマンスを取り戻したいところだ。


 


クリスティアン・プリシッチの記録

プレミアリーグ出場数 2019/20

2019/20シーズンのプレミアリーグでは16試合に出場。うち4試合が途中出場だ。

チャンピオンズリーグ出場数 2019/20

チャンピオンズリーグでは4試合に出場。1試合でベンチ外となっている。

FA杯出場数 2019/20

まだ出場は無し。

リーグ杯出場数 2019/20

カラバオ杯で2試合に出場。いずれも先発している。 

プレミアリーグゴール数 2019/20

今シーズンはプレミアリーグでバーンリー戦のハットトリックを含めて5ゴール。

チャンピオンズリーグゴール数 2019/20

チャンピオンズリーグでは1ゴールを記録。引き分けに終わったヴァレンシアとのアウェイゲームで得点。 

FA杯ゴール数 2019/20

今シーズンはゴール無し。

リーグ杯ゴール数 2019/20

ゴールはまだないものの、大勝したグリムズビー戦で1アシストを記録。

怪我 2019/20

2020年1月上旬のFA杯ノッティンガム戦に向けたトレーニング中に内転筋を負傷、それ以降の出場は無し。

チェルシーからその他