今シーズンここまでの個人の活躍を振り返るこの企画。今回はケパ・アリサバラガについて...
チェルシーが最後に試合を戦ったのは約2か月前。中断までに活躍を見せた選手を振り返っていこう。タミー・エイブラハム、クリスティアン・プリシッチに続く第3弾はブルーズの守護神にフォーカスを当てていく…
ケパ: 33試合出場、クリーンシート8回
ロックダウン前のFA杯リヴァプール戦でチェルシーでの最も困難な時期を乗り越え、スタメンを取り戻す活躍を見せたケパ・アリサバラガ。中断前最後の試合となったエヴァートン戦では2試合連続のクリーンシートを達成し快勝に貢献した。
アスレティック・ビルバオから加入以降、チームの守護神として重圧がかかっていたケパ。
スーパー杯での活躍
ケパにとってチェルシーでの2シーズン目となった開幕戦ではオールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドに敗戦。しかし数日後にイスタンブールで行われたスーパー杯では、サラーやファン・ダイクの決定的な場面でセーブを連発。これらはケパがチェルシーで見せたベストセーブの1つだろう。
新監督の下、一新されたチームでシーズン序盤は中々クリーンシートが達成されなかったチェルシー。しかし9月下旬のブライトン戦で初めてクリーンシートを達成すると、そこからリーグ6連勝を記録。その間にはアヤックスにも1-0で勝利している。
ベン・フォスターのシュートを阻止
ケパのセーブの中でも劇的なシーンと言えるだろう。アディショナルタイム突入後に相手GKベン・フォスターがヘディングを放つ。しかしケパが見事にセーブし、敵地ヴィカレージロードで勝点3をもぎ取った。
「あれは素晴らしいセーブだった」と試合後にランパードはコメント。「時にはあのようにGKの力が必要になることもある。出番が少ない試合もあるけど、今日はケパの日だったね。自信にもつながったと思うよ」
11月下旬にはチャンピオンズリーグで母国スペインのヴァレンシアと対戦。この重要な試合でケパはPKをストップしたが、その後クロスから直接失点を許してしまいアウェイでの勝点3獲得には至らず。それでも第6節のリール戦に勝利し、見事決勝トーナメント進出を決めた。
スペイン代表
チェルシーでの活躍により、ダヴィド・デ・ヘアとポジション争いに競り勝ったケパ。来夏に延期されたユーロへの出場権獲得に貢献した。
2020年初戦となった元旦のブライトン戦に出場。試合は引き分けに終わったが、ケパはセーブを連発。試合終盤には足でゴールを防ぐ印象的な場面も。
スタメンをは外れる
1月中旬のニューカッスル、アーセナルとの2連戦では勝点を積み上げられなかったチェルシー。ニューカッスル戦では94分にイサック・ヘイデンに決勝点を許し、痛い敗戦となった。
FA杯4回戦のハル戦を挟み、カバジェロがリーグ戦でもゴールマウスを守る形に。ホームでのマンU戦、トッテナム戦、バイエルン戦を含む5試合ではカバジェロがスタメンに抜擢される。
スタメンに復帰し好調を維持
3月初めにスタンフォードブリッジで行われたFA杯リヴァプール戦で再び出番が回ってきたケパ。前半に3連続セーブを見せるなどウィリアンの先制点で得たリードを守り切る。自信を取り戻し、自身の能力を証明するパフォーマンスを発揮した。
GKの活躍の指標となるクリーンシート。続くエヴァートン戦も無失点に抑え、ここまで33試合に出場し8回のクリーンシートを記録。後半戦に入り、好調を維持している。
ケパ・アリサバラガの記録
プレミアリーグの出場数 2019/20
2019/20シーズンのプレミアリーグではここまで25試合に出場。
チャンピオンズリーグ出場数 2019/20
ケパ自身初挑戦となったチャンピオンズリーグの舞台。6試合に出場している。
FA杯出場数 2019/20
2019/20シーズンのFA杯での出場は1試合。5回戦のリヴァプール戦に出場し、勝利に貢献した。
カラバオ杯出場数 2019/20
カラバオ杯での出場は無し。
プレミアリーグでのクリーンシート数 2019/20
2019/20シーズンのプレミアリーグでクリーンシート数は6回。
チャンピオンズリーグでのクリーンシート数 2019/20
チャンピオンズリーグでのクリーンシートは1回。アヤックスとのアウェイゲームだ。
FA杯でのクリーンシート数 2019/20
FA杯でのクリーンシートは1回。