インタビュー

クリスティアン・プリシッチが復帰、母国での支援活動、移籍後のハイライトを語る

「プレミアリーグには自分の望んでいたもの、そしてそれ以上のものがある。世界でも指折りに競争が激しいリーグで、プレッシャーも大きい。だからこそ楽しめている」

ロンドンに戻ったクリスティアン・プリシッチは、練習復帰を待ち望んでいる。元日の試合で筋肉を痛めてから"タフでイライラする"離脱が続いていたが、現在の状態は良好。復帰目前のところで、フットボール自体が中断に入ってしまっている。

ロックダウン期間はペンシルバニアに帰り、家族と過ごしたプリシッチ。プレミアリーグデビューの年、また新たな舞台での挑戦を、自ら改めて振り返ったことだろう。

ブンデスリーガで既に4年プレーし、その欧州での活躍ぶりを鑑みると、まだ21歳という若さは忘れられがちだ。まずはドイツからイングランドへと渡った、その印象を聞いてみよう。

「プレミアリーグには自分の望んでいたもの、そしてそれ以上のものがある」と話したプリシッチ。「特に1年目だし、受け止めるものは多い。過密な試合日程もそうだけど、徐々に慣れてきたよ」

「世界でも指折りに競争が激しいリーグで、プレッシャーも大きい。だからこそ楽しめている。この1年目はたくさんのことを学んだ。再開が待ち遠しいね」

イングランド名物である冬の過密日程を経験するも、プリシッチはチェルシーに来てから何もかもが順風満帆というわけではない。1-1で引き分けた1月のブライトン戦では、1時間の場面で途中退場。フランク・ランパード監督は"ひどい怪我だ"と報告していた。

鼠蹊部の腱を痛めたこの怪我は、自身が当初想定していたものよりも深刻なものだったようだ。

「最初はここまで面倒なものだとは思ってなかったんだ」と話すプリシッチ。「十分動けるだろうと思ってたんだけど、実際にやってみるとこれは違うなって気づいたんだ」

「かなりタフで、イライラさせられたよ。軽く見ていた。早く復帰したくて、とにかく頑張ったよ」

「結果的に時間は出来たから、今はもう100%の状態だけどね。もういつでも復帰できるよ」

「プレミアリーグには自分の望んでいたもの、そしてそれ以上のものがある」

photo of クリスティアン・プリシッチ クリスティアン・プリシッチ

これはチェルシーファンにとって、嬉しい報告となっただろう。10月にはハットトリックを記録するなど、プレミアリーグデビューながらプリシッチは印象強いパフォーマンスを披露してきた。ワトフォード戦、クリスタルパレス戦、ヴァレンシア戦でもゴール。アシストでも貢献し、平均すると2試合に1点は絡む活躍ぶりだった。

中でもバーンリー戦は、ここまでで特に思い出深い試合となったはずだ。

「久しぶりのスタメンでモチベーションは高かった。自分の実力を証明したかったんだ」と振り返るプリシッチ。「それまでも悪くはなかったと思うが、まだまだ自分本来の姿ではなかった。やってやるぞ、って気持ちは強かったね」

「最初のゴールで自信がついた。おかげであの試合は自分の思うようになったね。すごかったよ。あの試合の後の感覚は忘れられないだろう」

「家族に話すことも誇らしかった。ハットトリックというだけじゃない、自分のゴールでチームの勝利に貢献できて、いい試合を戦えたんだ。あれ以上の感覚はない」

しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響でフットボールはしばしお休み。他のチームメイト同様、プリシッチも母国に戻りつつ、60,000以上のフードバンクへの提供を行うフィーディング・アメリカへの募金活動などで貢献している。

またチェーン店のチポトレと組み、自身が産まれたハーシー病院で働く医療従事者への食事の無償提供も行った。

「フィーディング・アメリカは、食事に苦しむたくさんの人に貢献しているんだ」と話すプリシッチ。「だからこうして援助することにしたんだよ」

「どんな形でも、貢献できるのは嬉しい。いまたくさんの人が汗を流している。チポトレとは地元の病院向けに笑顔を届けたくてね。リスクのある中で、素晴らしい仕事を続けている」

「こういう状況なので、自ら病院に行くことはできなかったけどね。でもビデオ通話はしたんだ。そのうち直接笑顔が見たいよ」

母国で家族と過ごし、ロンドンへと戻ってきたプリシッチ。現在も厳しい状況は変わらないが、大都市での生活は楽しんでいるようだ。

「小さな街から、こうしてロンドンに出てきた。驚きだよ」と続けるプリシッチ。「できることも、手に入るものもたくさんある。スイッチオフするにはいい環境だし、ここでの生活を楽しんでいる。すごい街だよ。文化も素晴らしい。大好きだね」


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