インタビュー

アシュレイ・コールがダブル達成で歴史を作った日に言及

チェルシーがダブル達成を果たしてから今日で10年。その中心メンバーの1人だったアシュレイ・コールについて振り返っていこう…

2010年のFA杯決勝はウェンブリーでポーツマスと対戦。カルロ・アンチェロッティ監督の下、1-0で勝利したチェルシーはクラブ史上初のプレミアリーグとFA杯のダブルを達成。1888年のリーグ誕生以降でダブル達成を果たした7つ目のクラブとなった。

また個人として偉業を成し遂げたメンバーも。アシュレイ・コールは自身6度目のFA杯制覇で132年ぶりに記録を更新し、世界最古の大会で最も多く優勝を経験したプレーヤーとなったのだ。

「とても誇りに思う」と2012年に7度目のFA杯優勝を飾ったコールが述べた。「イギリス人として子どもの時からFA杯決勝を見てきた思い出がある。それから8度の決勝でプレーし、7回も優勝出来たなんて信じられないよ」

「3回目の優勝を果たした時に、『記録を破れるはずだ』とレイ・パーラーに言われたのを覚えている。でも当時の自分は記録やその重大さをよくわかっていなかった。今となってはとても誇りに思っている。誰かに記録を破られる日が来るだろうけど、100年間は守られるといいね!」

これまでの記録はチャールズ・ウォラストン、アーサー・キネアード、ジミー・フォレストの3人が保持していたが、いずれも19世紀にプレーしていた選手たちだ。

 

ブラックバーン・ローヴァーズでMFとしてプレーしていたフォレストは、1891年に5回目のFA杯優勝を果たす。それから118年が経った2009年、コールはウェンブリーでエヴァートンを2-1で下し、その記録に並んだ。

それから1年後にウォラストンが130年以上前に樹立した記録を更新したコール。これほど長い間更新されなかった記録はスポーツ界を見渡しても珍しい。コールの偉大さがわかるはずだ。

「タイトルに飢えた2つのクラブでプレーできたのは幸運だった」と振り返ったコール。「チェルシーではイングランドのメンタリティと基本の部分があり、FA杯での成功に対してどんな時も真剣に向き合ってきた。そしてFA杯では多くのことを成し遂げられたと思う。記録は重要じゃない。優勝という結果に記録がついてきただけだ。自分にとってはそれがフットボール史上最も古い大会であるFA杯でのことだったんだ。だからそのトップリストに自分の名前が載っているなんて信じられないよ。素晴らしいことだね」

現在チェルシーアカデミーでコーチを務めるコールは、今季トップチームに所属する若手に期待をしているようだ。彼らがスタンフォードブリッジで新たな時代を築くピースになると考えている。

「チェルシーに何人かのトップスターが加われば、FA杯だけでなくプレミアリーグでの優勝も望める」とコールは言う。「今いる若手選手たちのクオリティーが維持できれば、チェルシーはトロフィーを獲得できると思う。ウェンブリーにも戻って来れるはずさ」

誰よりも勝利の環境を熟知しているコール。2009/10シーズンのダブルはコールが他にも歴史に名を残す偉業に。それはニコラ・アネルカと共にリーグとFA杯のダブルを異なる2つのチームで成し遂げた史上初の選手となったのだ。アーセナル時代に続くダブル達成を成し遂げたが、自身の偉業を称えることなくその記録を思い出し驚きを隠せない様子だった。

「そうだったの?おもしろいね!さっきも言ったけど、当時はそんなことは考えていない。だってその瞬間、記録のためではなく勝利のためにプレーするからね。実際忘れていたよ。これも素晴らしい記録だよね⁉」

2010年のFA杯優勝に続き、2012年にもウェンブリーで優勝。コールは現在2勝差をつけてFA杯歴代最多優勝者となっている。アーセナル(2002、2003、2005)で3回、チェルシー(2007、2009、2010、2012)で4回のトロフィーを獲得した。この記録が破られるには132年以上かかるのだろうか?

「記録とは常に破られるものだ」とコールは言う。「更新不可能だと思われていた記録もなくなってきているね。今の選手たち次第だから自分にはわからないところさ。誰かが更新するだろうし、2つの異なるクラブでダブルを達成した記録は特にね。でも今こうやって話して考えてみると、7回というのは多いと思うよ!」


The 5th standでは土曜日の15時(英国時間)から2010年のFA杯決勝ポーツマス戦を視聴できる。

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