分析

今シーズンここまで:メイソン・マウント

今シーズン、スタンフォードブリッジで躍動するメイソン・マウントのスタッツを振り返っていこう。

マウントは8歳でチェルシーに加入し、フィテッセ、ダービー・カウンティへとローン移籍。今夏フランク・ランパードと共にチェルシーに復帰した…
 

メイソン・マウント:41試合出場(途中出場10試合)、6ゴール、4アシスト

「年齢は関係ない。トレーニングで試合に出場できるという準備を見せてくれれば、ためらうことなく使っていく」

この言葉はフランク・ランパードのプレシーズンで、若手選手に対してチャンスを待って欲しくないとのコメントだ。またチャンスも与えていくとした。

昨シーズン、マウントはランパードと共にダービー・カウンティで共闘していたが、今季の戦いの舞台はチャンピオンシップではなく、チャンピオンズリーグであった。

この飛躍は他を圧倒していただろうが、マウントはしっかりと適応。マウントの技術、貪欲さ、プレスを引っ張る賢さ、そして日々のトレーニングへの態度はランパードから称賛を受けていた。またマウントはチェルシーにおいてプレミアリーグで全試合出場している唯一の選手だ。

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忍耐が実を結ぶ

南海岸で生まれたマウントはポーツマスとコブハムのトレーニング場を行き来していた。U9世代から公式に契約。

父のトニーはノンリーグの監督も務め、マウントに2014年スカラシップ契約の打診があった時には他の道を考えたという。それでもマウントは「チェルシーは離れない。これが自分のクラブだ」と話した。このマウントの決断がチェルシーでの躍動を生んだ。

「6歳からこのクラブに加入した。やれるところまでやるよ」FAユース杯を制覇した際にはキャプテンを務めると、その後18歳でエールディビジのフィテッセへとローン移籍。フィテッセでは年間最優秀選手賞を獲得した。

2018年の夏には多くのオファーがあったものの、ランパードとユース時代の監督であるジョディ・モリスと共に戦うことを選択。これがキャリアの中でも重要な選択になったことは間違いない。

影響力

チェルシーが若手選手を多く起用すること、ランパードがどれほど若手選手に信頼を置くのかということに議論が生まれたまま、シーズンが開幕した。しかしオールド・トラッフォードでの一戦でマウントとタミー・エイブラハムがその疑問に答えを出した。試合自体は大敗となったものの、マウントはレギュラーとしての地位を確固たるものとした。

それ以降マウントはリーグ戦全試合に出場。出場時間で見るとセサル・アスピリクエタのみが2302分でマウントを上回る。ホームデビューとなったレスター戦では初ゴールを奪い、1週間後、初勝利を収めたノリッチ戦でも連続でゴールを決めた。

9月にはイングランド代表デビューも飾り、今シーズンのユーロ2020予選では6試合すべてに出場した。

プレミアリーグ、チャンピオンズリーグで16試合にスタメン出場を果たすと、11月終盤のマンチェスター・シティ戦ではベンチスタートに。そして4日後のヴァレンシア戦でもスタメンとはならなかった。ランパードは「メイソンの調子はいいが、ローテーションの余地がある」とコメント。

このローテーションと重なるようにチームはウェストハム、エヴァートン、ボーンマス、サウサンプトンに敗戦。しかし3月のエヴァートン戦では開幕の頃のようなパフォーマンスを取り戻した。

セットプレーのスペシャリスト

マウントはオープンプレーでもインパクトを残しているが、セットプレーでもその存在感を発揮。FK、CKのキッカーを務めている。

セットプレーから直接ゴールを奪ったことはないものの、FA杯のリヴァプール戦ではクロスバー直撃のFKを放った。そしてシーズンの4アシスト全てはセットプレーから生まれている。レスター戦のアントニオ・リュディガーのゴール、アーセナル戦のジョルジーニョの同点ゴール、クリスティアン・プリシッチのバーンリー戦での2点目など重要な場面での活躍が目立つ。

オープンプレーからチャンスをより多く作り出すことが課題となってくるが、今シーズン関わった10ゴール(6ゴール、4アシスト)という数を上回るのはエイブラハムのみとなっており、チェルシーデビューシーズンとしては最高のものだろう。

メイソン・マウントの2019/20シーズン、プレミアリーグのスタッツ

メイソン・マウント スタッツ

メイソン・マウント2019/20シーズン、プレミアリーグ出場数

マウントは29試合全てに出場しており、チェルシーで最多出場を記録している。

メイソン・マウント2019/20シーズン、チャンピオンズリーグ出場数

マウントは7試合に出場。全試合出場となっている。

メイソン・マウント2019/20シーズン、FA杯出場数

3試合全てに出場。4回戦のハル・シティ戦ではスタメン出場、ノッティンガム・フォレスト戦、リヴァプール戦は途中出場であった。

メイソン・マウント2019/20シーズン、カラバオ杯出場数

敗戦したユナイテッド戦途中出場した1試合のみとなっている。

メイソン・マウント2019/20シーズン、奪ったゴール

マウントは今シーズン6ゴールを奪っており、全てがリーグ戦で生まれたもの。レスター戦ではフランク・ランパード政権下で初のゴールを奪うと、翌週の初勝利を収めた試合でもゴール。12月のアストンヴィラ戦では決勝点を奪い、ホームでのエヴァートン戦では先制点を奪っている。

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