分析

今シーズンここまで: マテオ・コヴァチッチ

今シーズンここまでの個人の活躍を振り返るこの企画。次にスポットライトを当てるのはマテオ・コヴァチッチだ。

2018/19シーズンはレアル・マドリッドからローン移籍し、昨夏に完全移籍でチェルシーへ加入したコヴァチッチ。スタンフォードブリッジでの2シーズン目となった今季は素晴らしい活躍を見せている…
 

マテオ・コヴァチッチ: 37試合出場 (途中出場8試合)、 2ゴール、3アシスト

「プレミアリーグでプレーする外国人選手にとって順応するための時間があるのは当たり前だ。昨シーズンのコヴァチッチのパフォーマンスは素晴らしかったと思うし、このチームでやっていくのは簡単なことではないが、今ではすごくやりやすそうだね。彼のパーソナリティはチームの中でも輝いているし、ピッチ上でもタフに戦っている。本当に良い選手だよ」

これからもっと。これはマテオ・コヴァチッチがチェルシーでの1年目を終えた時の気持ちである。特にEL決勝アーセナル戦では中盤を支配して優勝へ導くパフォーマンスを見せていた。

EL決勝を戦い、今季はプレミアリーグへの完璧な順応を印象付けるプレーを見せているコヴァチッチ。それは先述したフランク・ランパードの言葉にも表れており、歴代最高のクロアチア人選手の1人として活躍を見せている。

スタッツにも

バルセロナに勝利したプレシーズンから早くもランパードの目に留まっていたコヴァチッチ。「このツアーの初日から自分が感じたのは、彼のハングリー精神、ハードワーク、そして素晴らしい才能だ」日本で行われた試合後、コヴァチッチについて述べたランパード。

コヴァチッチは最初の公式戦8試合のうち7試合に先発出場。主に3枚の中盤の左でプレーし、ノリッジ戦ではエイブラハムの決勝ゴールをアシストした。

ランパードが中盤のメンバー構成を変更すると、しばらくベンチスタートが続くようになる。10月中旬のニューカッスル戦では前半で途中出場し、勝利に貢献。このパフォーマンスの印象が強い人も多いだろう。

冬に入るとコヴァチッチはMFとして様々な能力を発揮。力強いドリブル、パス精度、試合を読む力において彼を上回るスタッツを残した選手はいないだろう。

今シーズンコヴァチッチはプレミアリーグにおいて、30回以上のドリブルを行った選手の中で最高の成功率(79.31%)を誇っている。ドリブル成功数ではリーグ5位、1試合平均のパス成功率でも5位(75.99%)。この平均値でコヴァチッチを上回るプレーヤーは11人のみである。

チェルシー初ゴール

ランパード監督の下、コヴァチッチとジョルジーニョは良い関係を築き、ゲームのテンポを生み出している。ワトフォードには1点差で勝利し、マンチェスター・シティに敗れたものの、カンテの先制点をアシストしたコヴァチッチ。この2試合では素晴らしい活躍を見せた。

コヴァチッチに欠けていたものは明らかで、それは得点だ。幸いにもヴァレンシア、エヴァートンとのアウェイゲームでは2戦連続でエリア外からゴールを記録。約3年ぶりのゴールのセレブレーションには姪っ子たちへの存在があったようだ。今シーズン、コヴァチッチは2ゴール3アシストだが、この記録を上回るのはウィリアンとメイソン・マウントのみ。コヴァチッチの貢献度もよくわかるだろう。

クリスマスに行われたトッテナムとのダービーでも安定したパフォーマンスを発揮。チームが不安定な成績を残していた2020年初めには短期間チームを離脱したが、ロックダウン前までにその穴を埋める活躍を見せた。トッテナム戦では見事な勝利に貢献。その次の試合ではチャンピオンズリーグでバイエルンと対戦。この試合では敗戦を喫し、ランパードも唯一コヴァチッチの貢献が結果に表れなかったとコメントしている。

26歳のコヴァチッチはFA杯リヴァプール戦で勝利を収めたものの、アキレス腱を負傷。続くエヴァートン戦はメンバーから外れ、今季初の負傷欠場となった。2019/20シーズンは安定したパフォーマンスを発揮しているコヴァチッチ。フットボールの再開へ向けコンディションをいち早く戻すために早期復帰を目指している。

 

今シーズンここまで:メイソン・マウント
 


マテオ・コヴァチッチの記録

プレミアリーグの出場数 2019/20

2019/20シーズンのプレミアリーグではここまで25試合に出場。うち途中出場は7試合だ。

チャンピオンズリーグの出場数 2019/20

チャンピオンズリーグでは7試合に出場。途中出場は1試合。

FA杯の出場数 2019/20

FA杯には全3試合に先発出場。直近のリヴァプール戦では怪我を負った。

リーグ杯の出場数 2019/20

カラバオ杯で1試合に出場。

ゴール数 2019/20

今シーズンのゴール数は2。どちらもアウェイゲームでCLヴァレンシア戦、プレミアリーグでのエヴァートン戦で得点を記録している。

チェルシーからその他