分析

今シーズンここまで:ジョルジーニョ

今シーズンここまでの個人の活躍を振り返るこの企画。今回はジョルジーニョだ。

2018年にマウリシオ・サッリ監督に続いてナポリから移籍し、フランク・ランパード率いる現チームでの副キャプテンにも指名されている28歳のジョルジーニョ。中盤での安定したプレーは新監督の信頼を獲得し、ここ6年の間で最もゴールにも関わり、攻撃にも違いをもたらしている…
 

ジョルジーニョ: 36試合出場 (途中出場4試合)、 7ゴール、2アシスト

「彼は人格者でボールを供給することに優れている。ピッチ上だとそれがよくわかるよ。昨シーズンの試合も何度か見ていたけど、少し苦労していたことも知ってる。でもジョルジーニョの思い描くプレーには感動していた。自分は彼と共に戦えることにすごく興奮している。影響力を持っているし、ピッチで何か起こしてくれる選手さ」

フランク・ランパードはシーズン序盤にジョルジーニョを副キャプテンに任命。彼の資質を熱く語り、テクニカルで正確なプレーやチームをまとめ上げる能力を称賛した。ランパードの信頼はジョルジーニョの今シーズンここまでの欠場が5試合という数字にも表れているだろう。

評価を取り戻す

ジョルジーニョのイングランドでの1年目は、プレミアに適応し確固たるシーズンとなった。リーグ戦の欠場はわずか1試合と、3位フィニッシュとEL制覇に貢献。その出場時間を上回るのはダヴィド・ルイスとセサル・アスピリクエタのみだった。

しかし中盤の底での役割やチームのプレースタイルを批判されたジョルジーニョ。「サッリ監督と共にやってきて、正直アンフェアなことを言われたりもした」とジョルジーニョは最近コメント。

「自分はそのような意見に立ち向かったことはない。彼らの言っていることが正しくないことはわかっていたし、実際それが力になったよ。いつものようにひたむきに取り組み、その批判を覆したかった」

ドレッシングルームでも人気があるジョルジーニョはアスピリクエタのキャプテン昇進に伴い、副キャプテンに就任。チームの中の重要性はさらに高まったことだろう。今シーズン開幕後の23試合では2試合を除く全試合に出場。欠場はグリムズビーとのリーグ杯と出場停止処分を受けたクリスタル・パレス戦だ。

ターンオーバーや累積以外で欠場となったのは、12月上旬のエヴァートンとのアウェイゲームのみである。

パスマスター

昨シーズンはプレミアリーグトップの記録となる3,118本のパス成功数を記録。今シーズンここまでもその実力を示し1861本のパス成功数で7位にランクインしているが、その特徴はわずかに変化して攻撃面の成績が上がっている。

2018/19シーズンから平均パス数やパス成功率は下がったものの、ロングボール数は2.5から3.7に上昇。アシスト数も昨季の0から2に増えている。11月のワトフォード戦ではタミー・エイブラハムの先制ゴールをアシストし、攻撃面での活躍を見せた。

「パスのクオリティには納得しているし、攻撃面での関わりをもっと見たい」とランパードはシーズン序盤にコメント。これらはスタッツにも表れており、来週にリーグが再開すればチームは更なる活躍を期待するだろう。

PK職人

これまでのチェルシーで挙げた9ゴールのうち、7つはPKによるもの。それ以外の2ゴールはどちらもアウェイでのロンドンダービーだ。(昨シーズンのフルハム戦と今シーズンのアーセナル戦)

助走やそのシュート技術で敵GKを惑わせるジョルジーニョ。実際試合の中でのPKはこれまで1度も失敗していない。唯一、昨シーズンのカラバオ杯決勝ではエデルソンを相手にPKを外している

9月のヴァレンシア戦では終盤にロス・バークリーがPKをミスし、1-0で敗北。PKキッカーについての議論が行われたが、その後のブライトン戦でジョルジーニョがPKを成功し、ランパードによってその議論は収束した。

「今はジョルジーニョがPKキッカーだ」と説明したランパード。「他のPKキッカーが出てきても良いけど、ジョルジーニョがピッチに立っていて今日のように決め続ければそれが変わることはないだろう」

ヴァレンシア戦後はPKをミスしていないチェルシー。ジョルジーニョはアヤックス戦(2回)、バーンリー戦、アーセナル戦、そしてイタリア代表で3回PKを成功させている。

ジョルジーニョの記録

プレミアリーグ出場数 2019/20

ジョルジーニョは今シーズンここまで26試合に出場。途中出場は3試合。
 

チャンピオンズリーグ出場数 2019/20

チャンピオンズリーグでは全7試合にスタメン出場している。

FA杯出場数 2019/20

3試合中2試合に出場。うち1試合は途中出場だ。

リーグ杯出場数 2019/20

カラバオ杯で1試合にスタメン出場。敗戦となった4回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦。
 

ゴール数 2019/20

ジョルジーニョは今シーズンここまで7ゴールを記録。うち6ゴールはPKだ。アーセナル戦ではホーム、アウェイともに得点し、12月にエミレーツ・スタジアムで行われた試合の同点弾が唯一のオープンプレーからの得点となっている。

チェルシーからその他