今季躍進を遂げているリース・ジェイムズのここまでを振り返ろう。
昨シーズン、チャンピオンシップでプレーしたアカデミー出身の選手たちとプレーしている今季。怪我から復帰し、早速プレー。4-4と引き分けに終わったアヤックス戦では同点ゴールを奪った…
リース・ジェイムズ:26試合に出場(途中出場9試合)2ゴール、3アシスト
「ここから躍進できる能力を持っている。しっかりと成長してくれているから信頼しているよ。この才能と能力は物語の始まりだ。このクラブで偉大になっていくために多くのことをプラスしていきたいね」
フランク・ランパードはダービー・カウンティ時代ジェイムズをローン移籍させようとしたという。プレミアリーグ昇格のための必要な選手だと評価。ジェイムズは結局ウィガンにローン移籍し、チームの年間最優秀選手賞を獲得した。
8ゴールが生まれたチャンピオンズリーグでの一戦でジェイムズはそのポテンシャルを発揮。その4日後のプレミアリーグで初スタメンを勝ち取ると、その後はレギュラーに定着。
怪我との戦い
2018/19シーズンにはウィガンで46試合に出場。またイングランドU20代表としてトゥーロン国際に出場した。活躍を見せていたが、グループステージ最終節のチリ戦で足首の靭帯を損傷。3ヶ月間の離脱を余儀なくされた。
新たな監督の下でプレシーズンは欠場し、リハビリに臨んだ。
アカデミー時代にも共闘したアシスタントコーチのジョディ・モリス、ジョー・エドワーズの力も借りつつ、ランパードはジェイムズへのローン移籍の打診を拒否。チェルシーで戦わせることを選択した。カラバオ杯のグリムズビー・タウン戦でデビューを飾った。
チャンピオンシップからチャンピオンズリーグへ
1週間後にはチャンピオンズリーグのリール戦でウィングバックとしてスタメン出場。ゴールこそ無かったもののそこでは攻撃面で見事なプレー。ブルーズはウィリアンの終盤のゴールで2-1と勝利。
激戦となった第4節のアヤックス戦にも出場。残り35分のところで4-1とビハインドだったが、ドローに持ち込んだ。
ハーフタイムに右サイドバックとして出場。セサル・アスピリクエタが左に移ったが、ジェイムズは残り16分のところで同点ゴール。チェルシー史上最年少でチャンピオンズリーグでのゴールを記録した選手となった。
ポジション適正
ランパードはジェイムズを右サイドバック、右ウィングバック、3バックの一員としても起用。
直近3試合ではウィングバックとしてスタメン出場。アスピリクエタは3バックの一員に。ジェイムズはエヴァートン戦でMFとしてもプレー。改めてそのユーティリティー性を発揮した。残り9試合で試練が続くと思われるが、ランパードがどのような選択をするのか注目だ。
リース・ジェイムズのスタッツ
リース・ジェイムズのプレミアリーグ出場数 2019/20
ジェイムズは17試合に出場。6試合が途中出場。
リース・ジェイムズのチャンピオンズリーグ出場数 2019/20
ジェイムズは勝利した10月のリール戦でデビュー。5試合に出場し、2試合は途中出場。
リース・ジェイムズのFA杯出場数 2019/20
ジェイムズは2試合に出場。1試合は途中出場。
リース・ジェイムズのリーグ杯出場数 2019/20
ジェイムズはカラバオ杯のグリムズビー・タウン戦でブルーズデビュー。敗戦したユナイテッド戦でもスタメン出場を果たした。
リース・ジェイムズのゴール数 2019/20
ジェイムズはここまで2ゴールを決めている。1ゴールはデビュー戦のグリムズビー戦、もう1ゴールはチャンピオンズリーグのアヤックス戦での同点ゴールだ。