プレミアリーグ再開初戦となったアストンヴィラ戦を振り返ったフランク・ランパード。見事勝利を収め、5位以下に勝ち点5差をつけている。
3ヶ月ぶりの試合となったアストンヴィラ戦はコートニー・ハウスに先制ゴールを奪われたものの、クリスティアン・プリシッチ、オリヴィエ・ジルーのゴールで逆転勝利を収めたチェルシー。プリシッチは途中出場からわずか5分で同点弾を奪う活躍を見せたが、ランパードはチーム全体のパフォーマンスを分析した行動だったようだ。
「後半は素晴らしい素質を発揮し、試合に勝利することが出来て良かった」チェルシー史上初の無観客試合となったアストンヴィラ戦後にランパードがコメント。
「試合を通してボールを上手く動かせていたし、ポゼッション率も圧倒していた。今シーズン全体に言えることだけど、自分たちは支配していてもゴールに結びつける必要がある。今日は必ず余裕を持てると思っていたよ」
ハーフタイムで選手たちに伝えたことを聞かれたランパード
「悔しかったけど、選手たちにはその悔しさより解決法を話す必要がある。自分たちは出来るだけ早くボールを動かし続けてサイドを突く、相手を崩すためにやり続けるしかなかったんだ」
「自分たちはそうやってプレーした。そしてそれを続ければ突破口が見えてくる。選手たちはこのことを信じなければならなかったが、信じていたね。ボールも支配していたし、自分たちは勝利に値していた。もっとゴールに迫れれば楽な試合展開になると思っていたよ」
重要な役割を果たしたプリシッチを称賛
「違いを生み出す選手には信頼をおくべきだと思うよ。同時に途中出場したクリスティアンとロス・バークリーはこの試合に向けて良いトレーニングを積んできた」
「選択肢はたくさんあったから、試合展開を考える必要があった。フィットネス面がこの試合で重要になることは分かっていたから、クリスティアンとロスを途中出場させることは常に考えていたね」
「試合の流れからすると少し刺激が必要で、クリスティアンの同点ゴールがそれをもたらしてくれた。このような状況でサブの重要性を選手たちに伝えてきたが、その重要性を示してくれたよ」
2アシストのアスピリクエタもランパードから称賛を受けた
「アスピリクエタもこの試合では本当に良かったと思う。クリスティアンのゴールを演出したし、エリアで高い位置をとっていたね。自分たちは試合に向けて右サイドの攻め方を練習してきた。試合では上手く攻略できていたよ」
「ウィリアン、メイソン・マウントが右に流れ、アスピリクエタも加わったサイドの攻撃は自分たちのポイントだった。そしてそこから突破口を見つけられたね。彼はリーダーシップとその資質を発揮してくれた」
ルベン・ロフタス=チークが1年以上ぶりに出場したことも大きな収穫に
「ルベンが戻ってきてくれて嬉しい。長い間取り組み続けてきたことが出場に繋がったと思うよ。ここ数週間、彼は元気で状態が良さそうだった。適応する時間を与えなければならないが、体力面や違いをもたらすためには良いチャンスだと思ったよ」
「さらに良くなると思う。ルベンにとって久しぶりの試合となったが、彼がチームや試合にもたらす影響は大きい。今日はそれが垣間見えたけど、もっと期待して良いだろうね」