FA杯で好調なロス・バークリーがまたもやゴールを決め、チェルシーが準決勝進出を決めた。
リーグでは3位と4位の両チーム。ランパードの3枚交代がピタリとはまった結果となった。
前半こそ少し低調気味のパフォーマンスであったチェルシーだが、後半から徐々にギアを上げた。準決勝は7月、ウェンブリーで行われる予定。
レスターが開始から攻勢に
開始15分にはエンディディがフリーでヘディングを見せるなどレスターが好調なスタート。
ブルーズはディフェンス面で集中力が試される時間となった。
尻上がりのチェルシー
徐々にボールを保持し始めたチェルシー。2月に2-2と引き分けた際にはセットプレーからリュディガーが2ゴール。今回もクリスティアン・プリシッチがセットプレーからヘディングを放ったが、これはシュマイケルが難なくキャッチ。
今季FA杯で無失点であり、リーグでも2位のディフェンス力を誇るレスター。これを崩すのは至難ではあったが、30分頃にはプリシッチに絶好のチャンス。しかしこれはシュマイケルがセーブを見せた。
一方で後半が始まりバーンズ、ヴァーディにチャンスがあったものの、それ以降はレスターにほとんどチャンスがなかった。
控え選手が躍動
ハーフタイム明け、セサル・アスピリクエタ、マテオ・コヴァチッチ、バークリーを投入したランパード。この交代でテンポが変化した。
そして後半開始してから18分、アスピリクエタ、ウィリアンのコンビネーションからウィリアンが中へクロス。
エリア内のエンディディの背後へと走り込んだバークリーがそのクロスボールをゴールへと流し込み先制。これがバークリーにとって今季のFA杯での3点目となり、大きなアドバンテージとなった。
そのまま試合終了
残り30分でも多くのチャンスを作ったチェルシーだったが、バークリーに得点直後に再びチャンス。左足でシュートを放ったものの、シュマイケルの正面へ。
カバジェロもチルウェルのシュートを防ぐなどしっかりとゴールマウスを守り切った。アディショナルタイムにチャンスを作ったレスターだったが、アスピリクエタのディフェンスなどもありゴールには至らず。
このまま試合は終了し、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドが待ち受けるベスト4へと進出。もう1チームはこの試合の後に決まる。
チェルシーにとってはラッキーなレスター
FA杯でレスターとは過去6度対戦しているが、直近4回の勝利を記録したシーズンでは同大会全てで優勝を果たしている。
今回の勝利で優勝まで残り2勝となったチェルシー。過去19年で準決勝に10度進出したのはチェルシーのみとなっている。
カップ戦でのスタメン変更
過密日程の中で行われた今日の一戦。マンチェスター・シティ戦からはスタメンを6枚変更した。
アントニオ・リュディガーの2ゴールで2-2と引き分けた2月のレスター戦と同じようにタミー・エイブラハムが前線に。リュディガーもクル・ズマとCBに入った。
チェルシー カバジェロ;ジェイムズ(アスピリクエタ HT)、ズマ、リュディガー、エメルソン;カンテ、ギルモア(コヴァチッチ HT);ウィリアン(c)(ペドロ 78)、マウント(バークリー HT)、プリシッチ(ロフタス=チーク 72);エイブラハム
控え ケパ、アロンソ、ジョルジーニョ、バチュアイ
得点 バークリー 63
レスター・シティ シュマイケル;ジャスティン、ソユンク、エヴァンズ、チルウェル;ティーレマンス、エンディディ、ペレス(オルブライントン 57)、プラート(チョードゥリー 57)、バーンズ(グレイ 76);ヴァーディ
控え ウォード、モーガン、フックス、ベネット、メンディ、イヘアナチョ
警告 ソユンク 23
主審 マイク・ディーン