マッチレポート

マッチレポート:チェルシー 1 ノリッチ 0

チェルシーはノリッチシティに勝利し、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場にもう一歩近づいた。試合は1-0という僅差の結果とは全く異なるブルーズのワンサイドゲームで、ファンを納得させるものだった。

前半ロスタイムのオリヴィエ・ジルーのヘディングによるゴールは、3位に位置するチェルシーとリーグ開幕から最下位争いをしていた両チームの明確な差を示すものであり、降格が既に決まっていたカナリーズと、トップ4を狙うチェルシーはこの試合後に順位を変えることはなかった。

この勝利によりフランク・ランパード率いるチェルシーは、試合数が一つ少ないレスターとマンチェスター・ユナイテッドとのポイント差を4とした。アウェイでの守備に不安を抱えるチェルシーだが、ホーム過去5試合で4度目のクリーンシートとなり、週末のシェフィールド戦の大敗を払拭する勝利となった。

相手に枠内のシュートを許さず、チャンスを20回作り終始試合を支配したチェルシーは、最近のホーム戦のような得点力は見せなかったものの、当然のごとく勝ち点3を手にした。

ジルーの得点の前にクリスティアン・プリシッチが放ったシュートはクロスバーをかすめ、マルコス・アロンソとプリシッチは後半にも決定機を作った。ゴールは遠かったものの、この試合で最も重要だった勝ち点3獲得に成功したブルーズにとって、目標であるトップ4入りまでのハードルはあと2つとなった。

いつも通りのポゼッション

今シーズンの多くの試合、特にホームでの試合でそうであったように、ブルーズは深い位置で守備を固める相手に対して、序盤からボールを支配する。そのボール支配をいかに活用して試合の均衡を崩すことが勝利のために必要となったが、序盤はチャンスを活かすことが殆どできない。

ルベン・ロフタス=チークのポストに近い位置からのヘディングは枠を外れ、マルコス・アロンソの左サイドから危険なクロスは、攻撃陣がサイドに流れていたため合わせることができない。

決定機を作れないブルーズ

オリヴィエ・ジルーが高いパスを受けシュートを放ち、ノリッチのGKティム・クルルが初めてセーブを見せたのは前半20分であった。しかし、ジルーのシュートは彼が望んでいたほど力が込められたものではなく、クルルに簡単に止められてしまう。

クリスティアン・プリシッチは、ドリンクブレイクの直後、前半最高のチャンスを作る。クル・ズマがディフェンスラインから飛び出てスペースをつくり、そこに走りこんだアロンソがクロスをあげるが、プリシッチの強烈な左足からのシュートはサイドネットを揺らす。

その後セサル・アスピリクエタが反対側のサイドからジルーにボールを渡すが、右足でのコントロールに苦しみ、シュートは観客席に放り込まれる。

粘り強さが功を奏す

ハーフタイムが近づくにつれ、今日はゴールが入らないかもしれないという予感が漂い始めたが、その空気はプリシッチの至近距離からのシュートをクルルが指先で弾いたボールがクロスバー当たったことで、より一層強まった。そのプレーで得たコーナーからズマが放ったヘディングシュートは惜しくも枠を外れてしまう。

ランパードがハーフタイムのブリーフィングの準備をしようとしていた時、ノリッチの抵抗はついに破られた。プリシッチがようやくその輝きを見せ、左サイドから右足でジルーのもとに絶妙なクロスをあげる。

33歳のFWは彼を目掛けて放たれたクロスに頭を合わせ、クルルを破りリーグ再開後4度目のゴールを決める。

ゴールを決めて喜ぶジルー

前半45分まではなかなかゴールを決められなかったチームに対して、ランパードは後半の早い段階で2点目を決め、カナリアとの差を広げることに重点を置いていたはずだ。

しかし、降格が決まっているカナリーズは、チャンピオンシップへの切符を既に手にしているにもかかわらず、粘りを見せる。ウィリアンが懸命にボールを奪いシュートを打つが、DFに当たったボールは惜しくも枠を越える。そしてクルルはプリシッチとアロンソの決定機に素晴らしいセーブを見せる。

センタリングの数は増え続けるが、最後まで相手のゴールネットを揺らすことはできず、西ロンドンの夏の夜のような日に行われた試合は、1点差のままで終了する。あと2試合をうまく切り抜けることさえできれば、ランパードは来季のチャンピオンズリーグにチェルシーを復帰させ、8月には到底無理に思われていた仕事を達成することができるだろう。

オレ・オリ

ジルーは先月シーズンが再開されて以来、ブルーズにとって重要なゴール源となっており、今夜のヘディングシュートで再開以来4ゴール、今シーズンのプレミアリーグ6ゴールを記録している。これで、チェルシーの選手としては初めてリーグ戦で3試合連続ゴールを決め、プレミアリーグでは過去8試合中6試合で得点をマークした。

今日のヘディングゴールは彼の芸術性と空中戦の巧さを象徴するものであり、プレミアリーグで通算31ゴール目となった。2012年の夏以降、他のどの選手よりも5ゴール多く決めている。

ハキムがやってきた!

アヤックスから新たに加入したハキム・ツィエクは、今夜初めてスタンフォードブリッジで新しいチームメイトのプレーを観戦した。ツィエクは金曜日にロンドンに降り立った後、ここ数日はコブハムで一人でトレーニングをしており、今シーズンが終了するまでは出場することができない。

その間、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場を目指すブルーズをスタンドから応援した。

スターティングメンバー

大敗した週末のシェフィールド戦から5選手を入れ替えた。マテオ・コヴァチッチはウェストハム戦での負傷から久々にピッチに戻った。

コヴァチッチとロフタス=チークがジョルジーニョと中盤を組み、アロンソとトニ・リュディガーが4バックに入る。そしてジルーがセンターフォワードとしてスタメンに戻った。

これからの予定

5日後の日曜日午後6時よりウェンブリーでマンチェスター・ユナイテッドとのFAカップ準決勝に臨む。

チェルシー (4-3-3) ケパ;アスピリクエタ(C)、ズマ、リュディガー、アロンソ(ジェイムズ81);コヴァチッチ、ジョルジーニョ、ロフタス=チーク(バークリー67);ウィリアン、ジルー(エイブラハム86)、プリシッチ(ハドソン=オドイ81)
サブ カバジェロ、クリステンセン、トモリ、マウント、ペドロ
得点者 ジルー45+3
警告 ズマ60、コヴァチッチ62

ノリッチシティ クルル;アーロンズ、ゴドフリー、クローゼ、ルイス;テッテイ(C)(シュティーペルマン79)、マクリーン;ルップ(マーティン89)、カントウェル(ブエンディア72)、エルナンデス(プッキ79);ドルミッチ(イダ79)
サブ マクガバン、ヴラニッチ、トライブル、トーマス
警告 カントウェル59

主審 ジョナサン・モス

チェルシーからその他