マッチレポート

マッチレポート:ブライトン1チェルシー3

今シーズン、多くの攻撃的選手を補強したチェルシーだったが、ブライトン相手に3-1で快勝した開幕戦でゴールを決めたのは、2人のディフェンダーと1人のミッドフィルダーだった。

ブライトンが試合を優勢に進める中、ジョルジーニョがPKを決めたが、後半序盤に同点に追いつかれる。しかし、リース・ジェイムズの強烈なミドルシュートが追加点となり、さらにクル・ズマが約5年ぶりにゴールを決めて勝ち点3を確保した。

ティモ・ヴェルナーは得点こそなかったものの、デビュー戦でPKを獲得し、相手ディフェンスラインを何度も突破するなど、ポジティブな印象を残した。一方のカイ・ハフェルツはあまり目立つことはなく、ランパード監督が語った通りチームに馴染み、コンディションを整えるのには少し時間がかかるだろう。しかし、ハフェルツは何度か素晴らしいプレーを見せ、ディフェンスでも自陣のペナルティーエリアまで戻って健闘した。

デビュー戦でボールを持ち込むヴェルナー

ブライトンはズマのゴール直前に2-2に追いつくチャンスを逃した。ブライトンのプレミアリーグでのチェルシー戦での勝利はまたもお預けとなった。

スターティングメンバー

シーズン開幕の布陣は誰もが興味を示すものだろうが、チームのメンバー表が公式に渡されても、誰がどのポジションでプレーするかは不明だった。(デビュー戦となったティモ・ヴェルナーとカイ・ハフェルツを含む)先発に選ばれた11人がどのような布陣を組むかは異なるオプションがあっただろうが、笛が鳴った瞬間にルベン・ロフタス=チークがトップ下に位置し、ハフェルツが右サイド、メイソン・マウントが左サイドでプレーすることが判明した。

ディフェンスは4バックで、右サイドがリース・ジェイムズ、左サイドにマルコス・アロンソが出場し、セサル・アスピリクエタはベンチに入り、エンゴロ・カンテと共に中盤を任されたジョルジーニョがキャプテンマークをつけた。

クリスチャン・プリシッチは試合前に故障者リストに入り、新規加入のベン・チルウェル、ハキム・ツィエク、チアゴ・シウバそしてマテオ・コヴァチッチ同様にベンチから外れた。コヴァチッチはFAカップ決勝で退場処分となったため出場停止となった。

ブライトンが献上したPKをジョルジーニョが決める

開幕節の最終戦となったこの試合は、展開が落ち着くまでにだいぶ時間がかかった。

まずチャンスをつくったのはブライトンで、コーナーからファーポストに危険なクロスを上げるが、得点には至らない。前半20分までは両チームともにチャンスらしいシーンを作ることはできなかった。

すると突然、ホームチームが致命的なミスを犯す。GKマット・ライアンからパスを受けたスティーブン・アルザテがジョルジーニョにボールをカットされてしまう。

ジョルジーニョはスペースに走りこんだヴェルナーにパスを出し、“ターボ・ティモ“がドリブルで持ち込むと、GKライアンが彼を倒してPKとなる。いつもよりもスキップが小さめだったが、ジョルジーニョが左サイドにゴールを決め、これがチームにとってシーズン初得点となった。
 

PKを獲得したヴェルナー

ケパはコーナーキックには反応できなかったが、アルザテの強烈なシュートをセーブし、クリステンセンはモペイの前に立ちはだかりピンチを救った。

ブライトンはプレッシャーをかけ続けるが、前半終了5分前にチェルシーがまたもやチャンスをつくる。カウンターからロフタス=チークが抜け出るが、最後のパスを誤りクリアされてしまう。

アディショナルタイムにヴェルナーがシュートを打つがGKライアンがポスト近くでセーブする。

ブライトンはリヴァプールから獲得したアダム・ララーナが怪我のために前半終了前に交代してしまう。
 

前半ボールを回すルベン

ジェイムズとズマが追加点を挙げる

後半開始早々ブライトンは反撃を見せ、ランプティが前に飛び出してゴールに向かってシュートを放ったが、クル・ズマに阻まれる。

ブライトンは攻撃の手を緩めず、チェルシーも自陣でボールを奪われることが多くなり、後半開始から10分後、レアンドロ・トロサールがエリア外から角度のある、GKの前でバウンドするシュートでゴールを決め、同点に追いつく。

良いシュートだったと言えるが、そのわずか2分後のジェイムズのゴールに比べたら見劣りしてしまうだろう。25ヤードほど離れたところで、ジェイムズが目標を定め、ゴール右の高い位置に素晴らしいゴールを決めたのだった。

追加点を挙げたリース

ブライトンはキャプテンのルイス・ダンクがフリーで走りこむが、ヘディングシュートは枠を外れ、決定機を逃してしまう。

難を逃れたチェルシーは、徐々にゲームを支配し始める。リース・ジェイムズが、自身が取ったCKからセンタリングを上げ、それに反応したズマがボレーシュートを放つ。シュートコースはGKにとって何も問題がないように見えたが、間に立ったアダム・ウェブスターが足を出したことでコースが変わり、そのままゴールとなり、チェルシーが3-1とした。
 

ズマのシュートがDFにあたりゴールに入る

通算2000ポイント達成

今夜の勝利により、ブルーズは1992年に始まったプレミアリーグで通算2000ポイントに到達した史上3番目のチームとなった。(他の2チームはマンチェスター・ユナイテッドとアーセナル)偶然にも、この記念すべき記録に加え、この試合でチェルシーはプレミアリーグ通算400勝も達成した。

無事開幕戦を勝利で飾ったブルーズ

昨シーズンの開幕戦はアウェイでマンチェスター・ユナイテッドに4-0と、内容は悪くはなかったが結果から見ると惨敗となった。今回はそのような問題もなく、例年通り勝ち点3を獲得することができた。過去22試合の開幕戦で負けは2試合だけである。それ以外は17勝3分けと好成績を残している。

今後の予定

シーズンが始まるとほとんどの場合、週半ばに何らかの試合があるが、今週は珍しく何もなく、週末には2020/21シーズンのホーム初戦となるリヴァプールとの試合が行われる。

 

チェルシー (4-2-3-1): ケパ;ジェイムズ、クリステンセン、ズマ、アロンソ;カンテ、ジョルジーニョ(C)(アスピリクエタ84)、ロフタス=チーク(バークリー60)、マウント、ハフェルツ(ハドソン=オドイ79);ヴェルナー
サブ カバジェロ、リュディガー、エイブラハム、ジルー
得点者 ジョルジーニョ23、ジェイムズ56、ズマ66

ブライトン (3-5-2): ライアン;ホワイト(グロス78)、ダンク(C)、ウェブスター;ランプティ、ララーナ(コノリー45)、ビスマ、アルザテ(ジャハンバクシュ78、マーチ;モペイ、トロサール
サブ バーン、スティーブンス、スティール、フェルトマン
得点者 トロサール54
警告 ランプティ81

主審 クレイグ・ポーソン
 

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