トッテナムと対戦し惜しくも敗退となったカラバオカップ第4回戦、データで見るとチェルシーのパフォーマンスが前後半で大きく変化したことがわかる。
ハーフタイムの転機
「相手が攻勢に出て、前線でプレスをかけることができず後退してしまった」試合後フランク・ランパードはこのように語った。
前半はポゼッション率71.1%と試合を支配し、ゴールチャンスはトッテナムの2回に対し3回、パス成功率は相手の75%に対し89%だった。更に13回タックルを成功させたが、後半流れは変わっていく。
成功したパスは218と前半よりも150少なく、成功率は85%に落ち、一方のトッテナムは83%となった。シュート数もブルーズの4に対しスパーズは9、タックル成功も7回とほぼ半減した。
しかし、下の得点期待値(xG)からわかるように、後半40分付近までトッテナムに決定機を与えていなかった。これは、円が大きければ大きいほど、より大きな決定機であることを示す。
ティモの初得点
xGマップはティモ・ヴェルナーのチェルシー初ゴールが特筆すべきことであることも示している。今季11回目のシュートとなったが、彼がこの試合放った3つのシュートのうちの1つだった。ヴェルナーは59回ボールタッチし、前線の4人の中でも上位に入り、ディフェンスでもチームに大きく貢献した。タックル3回成功はジョルジーニョとフィカヨ・トモリと並びチームトップである。
その他のデータ
クル・ズマのクリアー9回はこの試合チーム最多となった。スタメンの中で、パス成功率トップは94%のマテオ・コヴァチッチだった。ボールキープ率トップは9.3%のジョルジーニョだった。