マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:パレスとのダービー

プレミアリーグ第4節の初戦となる土曜日昼のクリスタルパレスとの試合にホーム・ブリッジで臨むチェルシー。このロンドンのクラブ同士の試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

代表の親善試合、及びネーションズリーグの前のリーグ戦最後の試合となるパレス戦だが、ロンドンのチームと連続して対戦することになる。フランク・ランパード率いるチームは、対パレス戦ホーム・アウェー含め6連勝目を狙う。パレスは現在リーグ6位で9位のブルーズに勝ち点2ポイント差をつけている。ブルーズはホームでは2週間前のリヴァプール戦で敗れた以外、8試合中7試合に勝利し、そのうち6試合はクリーンシートと悪くない成績を収めている。これが2月にホームでトッテナムを2-1で破って以来の土曜日昼の試合となる。2019年11月にパレスを2-0で破った試合もこの時間だった。

チェルシー 2-0 クリスタルパレス | プレミアリーグ・ハイライト

ブルーズは過去9試合パレスと対戦し7勝2敗としており、敗戦は2015年8月と2017年4月となっている。昨季チェルシーがダブル(ホーム・アウェーで連勝)を達成した7チームにイーグルスも入っている。

チェルシーはイーグルス相手に初めてとなるリーグ6連勝を狙う。

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チェルシーのニュース

土曜日の試合はセネガル代表GKエドゥアール・メンディとベン・チルウェルにとってスタメンデビューになるかもしれない。チルウェルは今シーズンまだリーグ戦に出場していない。過去2試合ブルーズは先制点を許している。ウェストブロムは先週正確なシュートで3得点を挙げ、バーンズリーを除き、チェルシーは枠内に15回シュートを打たれ、7失点している。

今シーズン初の引き分けとなったウェストブロム戦は劇的なものだった。初歩的なミスにより前半を0-3で折り返したブルーズ。トップクラブでは2011年2月のウェストハムだけが3点差から引き分けに追いついている。(偶然にも相手はウェストブロムで、3ゴールともチェルシーに関連あるカールトン・コール、デンバ・バが決めた)コブハムの成果がアウェーでチームを救った。1年前のウルブス戦以来、再度アカデミー卒の選手メイソン・マウント、カラム・ハドソン=オドイ、そしてタミー・エイブラハムが共に得点表に名を連ねたのである。

 

先週末の同点劇のきっかけとなったマウントのゴール

同点劇はエンゴロ・カンテ、カイ・ハフェルツ、そしてマウントがギアを上げたことによって始まった。ティモ・ヴェルナーのシュートは惜しくもバーに当たり得点とはならなかったが、その後カップ戦スパーズとの試合でチェルシー初ゴールを挙げた。

この試合も対照的な前後半となった。欠場していた選手が復帰する中、フランク・ランパードは45分だけでなくフルタイム試合を支配し、その戦力を誇示したいところだ。

タミー・エイブラハムとクリスチャン・プリシッチは昨季パレス戦で得点したが、後者はハキム・ツィエク同様代表選後から召集される可能性が高い。

 

順調なスタートを切ったパレス

先週ホームでエヴァートンに敗北するまで、イーグルスはリーグでサウサンプトンとマンチェスター・ユナイテッドに勝利し、最高のスタートを切っていた。前半からプレスをかけ相手を圧倒した。

昨季終了後たった22日の8月17日にトレーニングを再開したことにより、このようないいスタートとなったと言えるだろう。マンU(やチェルシーのように)ヨーロッパの大会に参加した多くのクラブと異なり、パレスは8月25日から親善試合を4試合行った。しかしエヴァートン戦での敗戦を見ると、既に失速しているのかもしれない。

先週末エヴァートンに敗れたパレス

ホジソンの4-4-2の独創性は、ジェイムズ・マッカーシーやマッカーサーのいる中盤中央よりサイドにあるのかもしれない。ウィルフレッド・ザハはジョルダン・アイェウと共に中央から攻撃し、ドリブルは今シーズン好調のアンドロス・タウンゼント、元QPRでイングランドU21のエベレチ・エゼ、そして現在故障中のジェフ・シュルップが担っている。

スコット・ダンが欠場していることから、キャプテンは3得点でチーム得点王のザハが務めている。ザハは左サイドに流れることが多く、必然的にパレスの攻撃もそのサイドから生まれている。マンU戦では3点決めることができたが、チャンスをものにすることはパレスにとって大きな課題となっている。チェルシーは中盤でボールをキープすることを期待するが、パレスのセットプレーには注意しないといけない。シェイフ・クヤテはエヴァートン戦でボクシング・デー以来のゴールを決めている。

チェルシー対パレスの放送予定

土曜日昼の試合はBT Sportで放送される。各地域でのTV放送についてはプレミアリーグのガイドをご覧ください。チェルシーTVのマッチデープログラムでは、チームのニュース、独占インタビューや試合の分析などが取り上げられ、5th Stand、Facebook Liveと公式YouTubeチャンネルで放送されます。


ロンドンダービー

フラムがプレミア復帰したことで、ロンドンのクラブは6チームとなった。この6チームの全対戦成績でトップに立つのはブルーズである。今シーズン既にアーセナルに敗れているフラムだけが、パレスよりも試合当たりの勝ち点が劣っている。


移籍市場は月曜に終了し火曜日にメンバーリストが提出される

プレミアリーグのクラブ同士の選手の移籍は月曜午後5時までに登録しなくてはならない。これは主要欧州リーグのクラブからの移籍も同じである。10月5日午後5時からから10月16日まで、プレミアリーグのクラブはEFLのクラブとのみトレードができる。

 

今週からハンドに関するルールが変更

VARによる判定でハンドが多発したため(これにはパレスのジョエル・ワードのファールも含まれる)、今週からルールが改訂される。イングランドの審判協会であるPGMOLは、今後より寛大なアプローチをとることを発表している。国際サッカー競技規則の該当する部分は以下のようになっている。「次のような状況で選手が手または腕でボールを触るとファールとなる:手・腕が胴体から離れている、または肩よりも高い位置にある。」

ハンド判定の犠牲となったパレスのジョエル・ワード

この部分は先シーズン既に導入され、2019年8月にプレミアリーグのウェブサイトに掲載されていた。2020/21シーズン、ゴールに至るプレーでハンドと判定される「エリア」が変更されたということだ。最初の部分では脇より下をハンドゾーンとしている。後半部分では、意図せずに攻撃陣がゴール寸前に手・腕でボールを触った場合にハンドが適用されるとされている。カイ・ハフェルツはウェストブロムの3点目で腕にボールを当てたが、タミー・エイブラハムがゴールを決める前に相手がクリアーしていたのでファールとはならなかった。

 

代表戦によるブレーク

今週末の試合後、今季2度目の代表選のためにリーグは中断となる。今後、11月9~18日、そして2021年3月22~30日にも代表戦が行われる予定だ。

最新のマッチデー・プログラム

スタジアムでの試合観戦はできないが、公式マッチデー・プログラムは3.5ポンドで販売される。定期購読をすれば、さらにお得な価格でカップ戦を含む2020/21シーズン男子トップチームすべての試合のプログラムが配送される。

Premier League table - top half

プレミアリーグ 2020/2021
1レスター・シティ22007256
2エヴァートン22006246
3アーセナル22005146
4リヴァプール22006336
5クリスタル・パレス22004136
6トッテナム・ホットスパー21015323
7マンチェスター・シティ11003123
8ブライトン21014313
9アストン・ヴィラ11001013
10リーズ・ユナイテッド21017703

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