マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:チェルシーvsサウサンプトン

クリスタルパレス戦での圧倒的な勝利から2週間、ようやくチェルシーの試合がやってくる。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

この史上稀に見る異常なプレミアリーグのシーズンにおいて、4試合を消化してエヴァートンとアストンヴィラの2チームのみが無敗となっている。これは2013/14シーズン以来最少で、その時は最後の数節まで激しい優勝争いが繰り広げられた。

今週末、現在7位のチェルシーは11位のサウサンプトンと対戦する。ブルーズはスタメンで過去9試合中8試合勝利しており、そのうち7試合はクリーンシート、唯一の敗戦は10人で戦った9月のリヴァプール戦である。

現在までホームでのリーグ戦4ゴール全てを後半に決めている。レッズ戦の2失点も後半にいれられたものだ。反対に、セインツのアウェーゴールはどちらも前半15分以内に決めている。

サウサンプトンは去年のボクシング・デーの試合が、18年間で唯一のブリッジでの勝利となる。それまでブルーズは9試合中8勝していた。セインツがブリッジで最後に負けたのは2017年12月で、マルコス・アロンソのFKによりチェルシーが試合を制した。

チェルシーとサウサンプトンは失点6で並んでいるが、得点はチェルシーが倍の10となっている。

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チェルシーのニュース

多くの選手が代表の試合でロンドンを離れたが、特にブライトンとのプレシーズンマッチ以降試合に出場する機会のなかった新規加入のハキム・ツィエクは、復調のためにコンディションを整える機会にもなった。

モロッコ代表としてセネガル戦でフリーキックからゴールを演出したツィエクは、サウサンプトンでようやく右ウィングとして試合に出場する可能性がある。

残念ながらエドゥアール・メンディはももの怪我のため代表戦を欠場し、この週末の試合もプレーできるかわからない。チアゴ・シウバは水曜にペルーと対戦し、南米からロンドンに戻った。エンゴロ・カンテは大事を取ってフランス代表の2試合目はプレーしなかったが、既にコブハムでトレーニングを再開しており、これは英代表を先に離脱したベン・チルウェルも同じである。

クリスタルパレス戦で1ゴール1アシストと大活躍したチルウェルは周囲から高い評価を受けた。チェルシーのDFとしてデビュー戦でゴールを決めたのは29年前ウィンブルドン戦で得点したポール・エリオット以来である。

もう一人の得点者、クル・ズマは3試合で既に自己ベストの2得点を記録している。ツィエクの存在により、彼の高さがチェルシーの武器になることが予想される。

カイ・ハフェルツの戦術的な重要性は、タミー・エイブラハムの後ろでプレーした過去2試合からも明らかだ。ハフェルツはピッチ上を自由に動き、攻守にわたってチームに貢献した。ジョルジーニョはパレス戦でチェルシーの選手として初めて2回連続でPKを成功した。

サウサンプトンのニュース

サウサンプトンは2019/2020シーズン終盤に素晴らしい成績を残し、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督は7月のリーグ最優秀監督に選出されている。

セインツはロックダウン後にテンポ、運動量を上げ、相手に対し高い位置からプレッシャーをかけ、シーズンを11位で終えた。

今シーズンはトッテナムに5-2で敗れるなど、守備、特にクロスへの対応という点で弱さを見せ、集中力も相手へのプレスもなかった。センターバックのポジショニングにも問題があるように見えた。

ラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、ムサ・ジェネポと元ブルーズのオリオール・ロメウのゴールによりホームで勝利したウェストブロム戦のチームのプレーを称賛した。新規加入FWチェ・アダムズはダニー・イングスの負担を軽減し、センターバックのヤン・ベドナレクの新しいパートナーとなったヤニク・ヴェスターゴーアは連続クリーンシート達成に貢献した。

攻撃力の低いバーンリーとバギーズとの試合では問題はなかったが、ハーゼンヒュットル監督はRBライプツィヒ時代から高い守備ラインにとってティモ・ヴェルナーが大きな脅威になることを理解しているだろう。

スチュアート・アームストロングが新型コロナウイルス感染症で陽性となり、ムサ・ジェネポが負傷したため、31歳のテオ・ウォルコットが古巣で二度目のデビューとなる可能性がある。

好調を維持するホーム戦

クリスタルパレス戦での勝利により、スタンフォードブリッジでのブルーズは10得点に対し失点はゼロとなっており、プレミアリーグでは138分間失点をしていない。トップクラブ以外で2019/20開幕からチェルシー(21試合18失点)より失点しているチームはない。

過去のホームゲーム9試合中7試合クリーンシートを達成したブルーズ。失点を許したのは2-1で勝利したマンチェスター・シティ戦と退場処分で10人となったリヴァプール戦である。

このうち2試合は4-0で勝利しており、ランパード監督就任以来最も大きな得点差となっている。前節で勝利したことによって、対パレス戦6連勝となった。このような状況でファンがスタジアムで観戦できないことが残念である。

The official matchday programme can still be ordered for £3.50 plus postage. You may also subscribe, guaranteeing delivery of every men’s team programme in all competitions throughout the 2020/21 season.
 

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