マッチレポート

マッチレポート:チェルシー 3-3 サウサンプトン

チェルシーは後半アディショナルタイムにサウサンプトンに追いつかれ、試合は3-3の引き分けに終わり、両チームが勝ち点1ポイントを獲得した。

ティモ・ヴェルナーが恩師に報いるかたちでリーグ初得点を含む2ゴールを決め、カイ・ハフェルツの追加点もあったが、後半終了直前にヴェスターゴーアのヘディングシュートが決まり引き分けとなった。

ヴェルナーが前半から好調ぶりを見せ2得点を決めたが、ダニー・イングスがハーフタイム直前にゴールを決め2-1とする。後半攻勢に出たセインツがイングスのゴールで同点に追いつくが、そのすぐ後にハフェルツが追加点を決める。

そのまま試合終了かと思われたアディショナルタイムに、テオ・ウォルコットのシュートをヘディングでコースを変えたヴェスターゴーアが同点弾を決めた。

高まる期待

チェルシーはヴェルナーがトップに入り、クリスチャン・プリシッチ、メイソン・マウント、ハフェルツがサポートする布陣を取る。

ロンドンの曇った空のもと、今季10ゴール目を狙うチェルシーが試合開始早々から良い動きを見せた。

プリシッチとヴェルナーのコンビネーションからベン・チルウェルが開始3分ゴールのチャンスを掴むが、マッカーシーが好セーブを見せ、さらにハフェルツのチャンスも空中で防いだ。

その後チルウェルのクロスにプリシッチが頭で合わせるがミートできず、ハフェルツ、マウントのプレーからヴェルナーがスペースに走り出すが、ゴールを奪うことができない。一方ケパはアダムズのエリア内のチャンスをうまく防ぐ。

ティモの時間

そしてチルウェルのクロスからヴェルナーがヘディングシュートを決めるが、これはオフサイドと判定されてしまう。

その1分後、チルウェルのロングパスをトラップすると見せかけマークしていたベドナレクをかわしたヴェルナーがエリア内で入り込む。

相手ディフェンス陣が戻りシュートコースがなくなったように見えたが、ヴェルナーはゴール中央にドリブルで切り込み、そのまま右足で左サイドにゴールを決めた。

旧友との再会

サウサンプトン監督ラルフ・ハーゼンヒュットルはRBライプツィヒ時代に2年間ヴェルナーの監督だったこともあり、彼の怖さは良く知っていただろう。しかし、ヴェルナーはサウサンプトン相手に手を休めず、この日2得点目を狙う。

その後マウントがエリア内でボールを持ち込み、クリスチャン・プリシッチがシュートを打つがGKにセーブされ、さらにマウントが押し込もうとするが、これもキーパーにはじかれる。2点目は28分に訪れる。昨年のワトフォード戦のようにジョルジーニョが相手ディフェンスの裏へロングパスを出す。

ヴェルナーは持ち前のスピードで相手CBを振り切り、GKをループで抜き去る。

この素晴らしい判断で相手を全て抜き去ったヴェルナーが落ち着いて頭で決め、30分間で2得点を挙げた。

ハーフタイム直前の反撃

前線の4人が素晴らしいコンビネーションを見せるチェルシーにとっては、すべてがうまくいっており、プレスからカウンターを狙う戦術は特にサウサンプトンを苦しめているように見えた。

今季ブライトン戦、そしてクリスタルパレス戦でゴールを決めたクル・ズマがチルウェルのCKからまたもや得点チャンスをつくるが、ヘディングシュートはマッカーシーにセーブされる。

チェルシーが追加点を決めるのは時間の問題と思われたが、プレミアリーグではそのような予感を裏切ることがよくある。実際ハーフタイム直前にゴールを決めたのはサウサンプトンだった。

ハフェルツがアダムズにボールを取られ、クリステンセンとズマの間にスルーパスを出す。

これに走りこんだイングスがチャンスを逃さず、ケパをかわしてゴールを決め、昨季22得点の実力を証明した。

流れが変わった後半

サウサンプトンがピッチに戻るのが遅れたため、後半が開始するまで5分ほど時間がかかった。セインツは前半終了間際のゴールで息を吹き返したかのように、見違えるプレーを見せ、チェルシーの守備陣を脅かす。

イングスが20ヤードからシュートを打つが、枠をわずかに外れる。そしてそのすぐ後、ズマの短いバックパスにケパが反応できず、アダムズがゴール前でチャンスをつくる。これはクリステンセンがスライディングでブロックするが、こぼれ球をイングスが拾い、ゴール上隅に決めてサウサンプトンが同点に追いつく。

ヴェルナーが3点目をアシスト

しかし2点を返されたブルーズはその後すぐに反撃に出る。ヴェルナーがプリシッチとのワンツーからフリーになり、中央にクロスを送る。

そこに走りこんだハフェルツがカラバオカップ対バーンズリー戦のハットトリックに続きゴールを決め、再度試合をリードする。

チャンスと終了間際の同点劇

ハフェルツはテクニックだけでなく、空中戦でも相手の脅威となり、チルウェルのクロスからチャンスをつくる。後半30分過ぎにはコーナーからヘディングシュートを放つが、これはバーの上を越える。

サウサンプトンは試合終盤にさらにプレッシャーかけ、アダムズがゴール近くからシュートを打つがこれは枠を外れる。その後イングスもシュートを放つが、ケパがセーブし難を逃れる。

このまま試合終了かと思われたが、アディショナルタイムにベルトランドのFKからウォルコットがシュートを放ち、エリア内にいたヴェスターゴーアがヘディングでコースを変えボールはそのままゴール右隅に入り、試合は3-3の引き分けに終わった。

スタメン

クリスタルパレス戦で出場したプリシッチはFAカップ決勝以来初スタメンとなった。ケパが戻り、クリステンセンとマウントもスタメン入りとなった。

ヴェルナーが1トップとなり、それをハフェルツ、プリシッチ、マウントがサポート、エンゴロ・カンテと直近のホーム戦で2度PKを決めたジョルジーニョが中盤に入った。

クリステンセンが南米での代表戦から戻ったばかりのチアゴ・シウバに代わりCBに入り、代表を途中で離脱したベン・チルウェルも左SBで出場した。

サウサンプトンは4-4-2の布陣で、ダニー・イングスとチェ・アダムズが2トップとなった。元ブルーズのライアン・バートランドとオリオル・ロメウもスタメン入りし、テオ・ウォルコットは15年ぶりにサウサンプトンの選手としてこの試合に出場した。

今後の予定

3日後にチャンピオンズリーグが戻ってくる。グループE初戦は火曜日夜ホームでセビーリャとの対戦となり、その後週末にはアウェーでバーンリーと対戦する。このサウサンプトン戦が3週間で7試合という過密スケジュールの1試合目となった。

チェルシーからその他